鹿児島歴史みてあるき  ~ 外城・四季・フォト ~

     2007年から始まった薩摩藩・麓(外城)巡りの記録。各地を訪れた四季折々の風景。日々の暮らし。

2010 東京・皇居御苑

2010-06-29 | 東京

皇居東御苑はかつて江戸城の本丸・二の丸・三の丸があった。

大手三之門高麗門跡。左右の石垣が残る。

 

門内にある同心番所。江戸城へ登城する大名の供をここで監視した。

 

 

大手三之門渡櫓門跡。左右の石垣が残る。

 

百人番所。鉄砲百人組と呼ばれる甲賀組・伊賀組・根来組・二十五騎組の同心100人が昼夜交替で警護にあたった。

 

中之門。もうすぐ本丸跡だ

 

本丸跡。綺麗な芝生の公園になっている。奥方に天守台が見える。暑いので天守台まで行かず引き返す。

 

中之門の向こうに丸の内ビル群。

 

再び百人番所

 

 

同心番所前。

 

大手門高麗門。江戸と近代的な東京が同居

 

辰巳櫓と桔梗門

 

 

坂下門。先程まで晴天だったのに急に雲行きがあやしくなる

 

 

皇居正門(西の丸大手門)と二重橋。

 

 

雨がぽつりぽつりと降り出す。持参の折り畳み傘を拡げる。天気予報では一時雨であった

 

桜田門渡櫓門

 

桜田門高麗門。スコールのような激しい雨になった。

桜田門を出て最寄の地下鉄入口に逃げ込む

通路を抜けて出張先近くまで行けるかと思いきや、もう一回地上に出て歩く羽目になった


2010 東京・皇居

2010-06-26 | 東京

先月東京へ出張の際、東京駅から皇居方面へぶらりと散歩してみた。

丸の内1丁目。日本工業倶楽部会館。大正9年竣工。通りに面する外壁を残し建て替えられた。

 

 

中国工商銀行。人民元のパワーを感じる。 

 

東京銀行集会所(銀行倶楽部)。大正5年竣工。外壁を残して建て替えられた

 

 

和田倉橋。めざす皇居はまだ先

 

 

和田倉濠の向かいに建つAIGビル。1974年竣工。美しいビルです。

 

和田倉噴水公園。後方は丸の内2丁目のビル街

 

ようやく皇居へ。辰巳櫓。向こうに桔梗門

 

 

大手門。入口にあるのが大手高麗門(一の門)。

中に入ると四角い枡形をしている。

鍵形に曲がると正面に大手門渡櫓(二の門)がある。これから中を見学する。初めての見学だ。

 

大手濠をパチリ。

 

大手門渡櫓。実に大きな門だ。部材の一つ一つが大きい。大手門渡櫓をくぐり、皇居東御苑を見学する

 

入口ゲートで小さいプラスチック製の札(入園許可用の札)を受け取り、入る。札は出るときに返却する。

皇居東御苑内の様子。

 

生垣があると思わずパチリ。皇居内にも生垣があるのだなあ

 

  

(続く)


2010 加久藤麓の風景

2010-06-23 | 麓-小林・都城

小林市から国道221号線をえびの市中心に向かう途中の松原交差点付近に武家門が集中する。加久藤麓である。

加久藤の名前は加久藤小学校や九州自動車道の加久藤トンネルなどに残る。

 

麓の存在を知らない人は田んぼに囲まれた国道の一画に武家門が立ち並ぶ様に不思議に思うかも知れない。

 

 

 

 

松原交差点近くの田んぼの向こうに建つ武家門と石倉。

 

上の武家門の隣りにたたずむ武家門。

 

国道から門までは離れているのが分かる。

 

隣りに並ぶ武家門、石垣、生垣、倉。生垣やイヌマキの木が実に美しい

 

 

 

ここの門はかつて屋根が載っていたのだろう。手入れされた生垣とイヌマキが美しい

 

 

加久藤麓の手前の国道脇に残る武家屋敷。武家門といい石垣といい、なかなかの佇まいをしている。

 

 

国道から脇に入る。この先に武家門があるはず。日がだいぶ傾いた。

次の機会にゆずり、えびのICから鹿児島市内へと帰った。

加久藤麓は国道から田んぼの向こうに複数の武家門が並んで建つ姿がみえる点で麓の風景として珍しい。

収穫の大きい麓であった。


2010 東京・浅草寺

2010-06-12 | 東京

浅草ビューホテルから浅草寺へ。浅草寺はこどもたちとお参りしたとき以来。

近くの受験会場の帰り合格祈願に立ち寄ったこともあったっけ。

 

浅草花やしき。荒川遊園地はこどもと行ったけど花やしきはついぞ来たことがなかった。

 

 

浅草寺の境内は朝早くから観光客でにぎわっている。浅草寺は東京都内最古の寺院。

右の宝蔵門は昭和39年再建。屋根の瓦はチタン製だそうだ。奥の五重塔は昭和48年再建。

 

仲見世通り。実際はもっと多くの修学旅行生らで混雑していた 

 

こどもたちを連れて浅草寺にお参りにいった当時の写真。7~8年前だろう。

仲見世で仲よく水笛を買った。吹くとぴーひょろひょろと音が出る。あんぱんマンの靴が懐かしい。

 

長男は鳩を追いかけ回すのが好きだった。鳩が飛びながら逃げまわるのが面白かったらしい。

 


2010 東京スカイツリー

2010-06-08 | 東京

5月27日は東京。浅草ビューホテルから建設中の東京スカイツリーを眺めることができるという。

浅草ビューホテルに宿泊した。前回訪問時からどれくらい塔が伸びたのか興味もあった。

浅草ビューホテル16階から見える建設中の東京スカイツリー。早朝。朝日に輝く浅草寺の塔が見える。

 

ホテルから羽田空港へ向かう前に押上に寄る。地下鉄押上駅の出口にて。

 

前回訪問時よりはずいぶんと塔が伸びている。

 

押上駅をでて、京成橋にて。ここは人気の撮影スポットらしい

 

 

近所か分からないがおっちゃん達も集まって工事を眺める。見ていて飽きることがない。

 

押上から羽田空港へ。地下鉄押上駅(都営浅草線)から羽田空港行き急行に乗れるとは思わなかった。

乗換えがないと楽だ。

参考:東京スカイツリー in 押上(2009.11)

後記:羽田からANAに乗ったらいつもと違う。席の前にイヤホンがないしドリンクサービスもこない。おかしいなと思ったら4月からサービス改定で無料ドリンクサービスは廃止(有料へ)、イヤホンは希望者のみ貸出すという。コスト削減は分かるがそこまでしなくてもよいと思う。


2010 小林麓 02

2010-06-06 | 麓-小林・都城

小林麓は現在の小林市真方付近に位置する。

上ノ馬場から下ノ馬場に下って大手橋を渡り、向江馬場方面へ向かう。大手橋の入口に小林城址の登り口。

大手橋を渡るとその先に石垣の続く広幅の馬場がある。

 

石柱の門のとなりに武家門が建っている。

 

さきほど見かけた古い武家門と造りがよく似ているがほぼ同じ時期に作られたものか。

 

 

低い玉石垣と生垣が続く 。

 

町割りがよく残っているのではないだろうか。

小林麓には小1時間の滞在だった。真方付近には当時の麓らしき風景がまだ残っているかも知れない。


2010 小林麓の風景

2010-06-04 | 麓-小林・都城

小林市は霧島連山の麓に位置する人口4万8千人の町。

地頭仮屋を中心とする小林麓は現在の中心市街地から少し離れた城山公園(小林城址)の近くに形成された。

小林麓には武家門など薩摩藩当時の面影が少なからず残っている。

 

上ノ馬場付近。旧須木村へ向かう国道265号線

 

国道沿いに古い武家門が建つ。国道を下ると城山公園(小林城址)の登り口がある。

 

中央に観音扉を左に潜り戸を備える堂々たる武家門。状態が余りよくないのが心配。

 

 

 

小林麓の地頭仮屋跡。国道を挟んで上の写真の武家門の斜め向かいに位置する。

 

 

上ノ馬場から国道を下り、脇の道に入ってみた。西南戦争の際に西郷さんが通った道のようである。

 

西郷どんの道。西南戦争で退却する際、西郷隆盛が明治10年8月28日に通過し鹿児島へと帰還した。

 

道をすすむと、こんもりとした屋敷林があった。ちょうど地頭仮屋跡の裏手にあたる。

実はこの先に武家門が建っている。

 

 

坂を登るとひっそりと武家門が残っていた。

 

こちらの武家門も中央に観音扉を左に潜り戸を備える堂々たる構えをしている。

 

残念ながら中の屋敷は取り壊されている。 

 

(続く)


2010 高原麓の風景

2010-06-02 | 麓-小林・都城

高崎麓を後にして高原(たかはる)麓を訪れた。

高原麓は現在の北諸県郡高原町の中心、高原町役場や高原小学校付近に位置し、上麓や下麓の地名も残っている。 

麓らしい風景はないかとうろうろしてみると、麓らしい風景の残る一角があった。

石垣が続き屋敷内に高い樹木が茂っている。約束とおり、石垣の先に武家門が建っていた。

石垣とこんもりした屋敷林に見事に調和している。

 

 

門前の水路。気持ちよさそうな冷たそうな水が流れる。

 

 

高原小学校。

 

子供たちの空手かなんかの試合が体育館で行なわれていた。高原小学校の体育館は珍しい木造である。

よく残してきたと思う。耐震性がないと今後壊される運命なのだろうか。 

 

母校の丹波小学校(指宿市)に九州一立派といわれた自慢の木造体育館(講堂)があった。立派な舞台設備もあった。

小学2~3年の頃、漏電が原因で焼け落ちその後鉄骨の体育館に建て替えられた残念な歴史がある。

舞台から後方の入口へ向けてスロープしていたので体育館内での運動に苦労した。

 

付近の風景。左の大木は町の指定樹。

 

路を挟んで反対側に石柱門。脇に入ると竹垣が残る。

 

 

約30分程の短い滞在。麓全体を歩いていないので他に麓らしい景色が残っているかも知れない。