秋が深まる11月中旬、財部町にある財部麓を訪れました。2008年4月以来。
残念だったのは財部城の大手口からまっすぐ延びる馬場に面した古い武家門が取り壊されていたこと。
下の写真は2008年2月に初めて財部麓を訪れた時のもの。
S47発行の財部町郷土史の地図によると米良家の郷士門か。
下の写真は今回2011年11月に訪れたときのようす。奥の建物は財部小学校(地頭仮屋跡)。
上の武家門や門前の階段が取り壊され、面影すらなくなっている。
気をとりなおして財部城(竜虎城)へ。
財部城からの眺め
財部城跡から財部小学校(地頭仮屋跡)の近くへ下りてみた。
丸石の石垣に竹垣が続く。麓らしい景観が保全されている。ほっとする。
右のお店でお蕎麦を食べようと思って下りるもあいにく定休日。
赤い屋根がとても印象的な武家門。
未舗装の小道に竹垣が続き、武家門が構える。藩政時代にタイムスリップしたような空間。
2008年にこの路地を見つけたときは心が躍った(下の写真)。間違いなく最高の空間。
未舗装の小道を進むと石敢当もある。
このような隠れ里のような空間が残る場所は鹿児島で財部麓、串良麓など。宮崎で綾麓など。
武家屋敷の残る路地がそのまま残っていてほっとした反面、財部城前の武家門が取り壊されて
複雑な思いを残したまま財部麓を後にしました。