実家に帰ったついでに知覧に立ち寄る。新緑がきれいだろうと思って
麓川の橋のふもとに建つ武家屋敷群の案内碑
武家屋敷通りの入口
入口角に建つ領主御仮屋跡の碑。昭和15年建立
現在の検察庁知覧支所が御仮屋跡
入口から歩いて最初の武家門。腕木門。他の武家門より間口が広い
通り沿いに四段積みの高さ1.1mの石垣の上に2重に刈り込まれた生垣が配される。
生垣は地面から3mある。生垣の低いほうの刈り込みはサツキで(一部は茶の木が混じる)、2m前後の高さがあり、後ろの大刈り込みは最高4mに達する。庭園から眺めると築山のように見える。
通りの舗装は屋敷の庭園に配慮してシラス色に近いものを採用
反対側の石垣は高さ1.1mの丸石積み
石垣の上に地面より高さ1.8m位の茶の木を手前に刈り込み、後ろに犬槇を高さ2.2m位に切り揃えている。
西郷恵一郎邸
門は袖屋根付き。知覧の腕木門はいずれも控え柱を備えず。幅およそ4m、奥行き2.5m。通りから階段状のスロープを上がると、目隠し用の石垣に突き当たる。左にいったん曲がり奥に5mほど進み、右へ折れ曲がると、屋敷玄関に着く
隣の敷地の石垣どうしの繋ぎ部分。左から丸石、切出し石、丸石。景観修復の苦心?が伺える
こちらの門も袖屋根付き、控え柱なし
目隠しは犬槇。どの門も同じ時期に創建されたように見える。どの屋敷も通りから一段高い位置にある。道路を掘り割りし、両側に屋敷を配置したため
(続く)