大崎麓を訪れました。
大崎麓をこれまで取り上げた例はほとんどなく本格的に紹介するのはおそらく始めだろうと思います。
旧道。旧道をまっすぐ進むと上町を通り国道に合流する。
旧道沿いにある現役の竹細工店。
旧道沿いに建つ武家門。前回紹介。風格がある。
旧道脇の都萬(つま)神社。大崎郷一の宮(郷社)。創建は不明。
鎌倉時代の作と伝えられる銅鏡が国の重要文化財に指定されている(大正時代は国宝に指定)。
島津義久・義弘によって神社の改造が行なわれ、大崎地頭の新納久将の勧請で改修が行なわれた。
本殿その他が国の有形文化財に指定されている。
都萬神社の大鳥居から国道を挟んで参道がまっすぐ延び、参道の両脇に石垣や石柱が残っている。
参道に車で入ったら行き止まりでバックで引き返すはめに。
都萬神社の裏手に生垣の続くいかにも麓らしい風景が。こんな雰囲気の地区はたいがい武家門が残っている。
予想とおり古い武家門が残っていた。
旧道に戻り上町へ。ここにも旧道沿いに古い武家門が建っていた。門の入口に階段も付く。
旧道を引き返し大崎町の商店街へ。地頭仮屋前の通り。麓の面影はほとんどない。
商店街の通りから奥に武家門が見えた。比較的新しい門か。
大崎小学校。地頭仮屋跡。小学校付近には麓の面影は残っていない。
再び旧道。石垣と階段、竹垣といぬまき。
大崎はこれまで志布志の手前にあって通過するだけの町であった。
じっくり歩いてみると武家門が点在する。麓としての規模は当時意外に大きかったのではないかと思われた。
撮影日:平成23年4月22日 参考:大崎麓の風景(2010.7)