石垣島のつづき
桃林寺の近くで石垣、門、赤瓦屋根の見事な屋敷を見つけた。
珊瑚の古い石垣が続き、赤瓦葺きの門を2棟備えている。
一帯に士族屋敷が並んでいたと言われる。その名残りかもしれない。宮良殿内も近くにある
門の内側にヒンプン(魔除けの塀)が見える。
薩摩藩の武家屋敷には敵の侵入を一旦防ぐ壁として目隠し壁が設けられる。共通性を感じる
もう一つの赤瓦の門
宮良殿内。国指定重要文化財。
琉球王朝時代の八重山地頭職の邸宅で首里の士族屋敷をまねた建築とされる
先の戦争被害が比較的少なかったため石垣市街には赤瓦の古い民家が多く現存する。
赤瓦を白い漆喰で固めている
台風や強風に耐えるため屋根は傾斜の緩やかな寄棟造り。軒先が低い位置まで延びている
軒を支える柱が見える
石垣市街地は赤瓦の古い民家が多く残っている。古い民家は年々解体され新築に代わっている。
解体後の古材や素焼きの赤瓦は隣りの竹富島などの民家の修復材に用いられている。
(続く)