hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

The lighthouse keeper's Catastrophe

2009年12月07日 | Nancy 10 読書
 娘の大好きな The lighthouse keeper シリーズです。カタストロフィーなんて、ずいぶん難しいタイトルですねー。
 内容は lighthouse keeper の Grinling さんと奥さんが楽しく釣りをしているのですが、うっかりライトハウスの中に鍵を置いたままドアを閉めてしまうんです。かわいそうなことにペットの猫が閉じ込められた状態です。
 猫が可哀想なので、夫婦は大急ぎでボートで家に帰りスペアキーを持ってこようとするのですが、ここで思わぬハプニング。あのランチ泥棒再び。しかも、事態は悪くなるばかり、Grinling さんのおっちょこちょいのおかげで、スペアも無くしてしまいます。
 そうこうしているうちに、夜になり嵐でボートも出せず・・・・
 さて、どうやって灯台の中の猫を救出することができるでしょうか?
 ヒントは前回の「The lighthouse keeper's lunch 」の記事の中です。

 ここからが予想通りだった前回と違って、驚く展開。奥さんのアイディアなんですが、「そうくるか!」とびっくり。突拍子もない方法に出るんだけれど、準備は慎重。つい、作家は英国人じゃないな、と気持ちが逸れて、早速調べたところ、生まれと育ちがニュージーランド。やっぱり!
 
 イラストは旦那さんが描いています。風景の感じがウェールズっぽいなぁ、とずっと思っていたところ、お二人は今ウェールズ在住だそうですよ。

 最初からハラハラドキドキの連続、旦那さんのドジに笑い、主人公夫婦と一緒になってペットを心配したり、お話に吸い込まれます。
 私は前回のストーリーよりこちらの方が気に入っています。「えーっ!」と驚く解決法が楽しいし、終わり方が快活。
 
 この本を読み終わった後に気がついたこと、内容ももちろん好きなんでしょうが、うちの娘がこのシリーズを気に入っているもう一つの理由は、猫の名前Hamish が仲良しの友達の弟の名前と一緒だから。こういう気に入り方もあり?

 
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