2009年 Hinajiro's Shocking Award
出版当時から中身をよく知らず気になって仕方がなかった作品。いつもいつも頭にあったが、いつまでたっても少しも安くなることなく、先日偶然図書館で発見。買うのを諦めて借りてきました。
記憶は確かではないけれど、この本には大人用とティーン用の2バージョンあって、私の方は多分、息子の本を探してティーンの棚を漁っていた時に見つけたので、簡単なのか、比較的ソフトなのか、短いのかそういった感じの方ではないかな。
英語はとても簡単で読みやすいのだけれど、内容の底に存在しているものはかなり重くて、行間に秘められているものは深い、そんな感じです。クリスマスを挟んで、ゆっくりじっくり味わいながら、というかあまりにもきつくて一気に読めず。それで滑り込みで2009年度、
「ショッキング大賞、一生脳裏にはりついて離れないで賞」
とても独創的で、よく練られていて、すばらしい作品だと思います。こういうテーマで、特殊な雰囲気の文章にもかかわらず、芯がしっかりしていて、首尾一貫しているところが特にいい。うまく説明できないけれど、自信をもってお勧めできるというか、必読本かな?
ただ、Winner of Whitbread book of the year、Winner of Guardian Children's Fiction Prize and Booktrust Teenage Fiction Award に輝いていて、書評も moving and funny とあるんだけれど、個人的には自分の子供にはお勧めしない、と思いました。ティーンになってもです。
実は私より先になぜか Captain R が半分まで読んだそうです。私はまだ読んでいなかったので、「せっかく途中まで読んだのだから、最後まで読んだら?」と何度か促したのですが、頑なに拒否。その後、私も読んでみて、なんていうか、うん・・・子供は読まなくていい、って。
私には多くの書評にある、moving and funny という印象はないんです。唯一 oddly affecting というのが当てはまる、というか。とにかく何が何だかわからないいけれど、しんどくて泣きっぱなし。なんか読み違えているのかな?
一生とりつかれてずっと考えざるをえないような衝撃的な作品です。
読むまでの数年間も頭から離れず、読んだ後も引きずっていくこと間違いなしの、私に対してすごい磁力を持った一冊なのでありました。
出版当時から中身をよく知らず気になって仕方がなかった作品。いつもいつも頭にあったが、いつまでたっても少しも安くなることなく、先日偶然図書館で発見。買うのを諦めて借りてきました。
記憶は確かではないけれど、この本には大人用とティーン用の2バージョンあって、私の方は多分、息子の本を探してティーンの棚を漁っていた時に見つけたので、簡単なのか、比較的ソフトなのか、短いのかそういった感じの方ではないかな。
英語はとても簡単で読みやすいのだけれど、内容の底に存在しているものはかなり重くて、行間に秘められているものは深い、そんな感じです。クリスマスを挟んで、ゆっくりじっくり味わいながら、というかあまりにもきつくて一気に読めず。それで滑り込みで2009年度、
「ショッキング大賞、一生脳裏にはりついて離れないで賞」
とても独創的で、よく練られていて、すばらしい作品だと思います。こういうテーマで、特殊な雰囲気の文章にもかかわらず、芯がしっかりしていて、首尾一貫しているところが特にいい。うまく説明できないけれど、自信をもってお勧めできるというか、必読本かな?
ただ、Winner of Whitbread book of the year、Winner of Guardian Children's Fiction Prize and Booktrust Teenage Fiction Award に輝いていて、書評も moving and funny とあるんだけれど、個人的には自分の子供にはお勧めしない、と思いました。ティーンになってもです。
実は私より先になぜか Captain R が半分まで読んだそうです。私はまだ読んでいなかったので、「せっかく途中まで読んだのだから、最後まで読んだら?」と何度か促したのですが、頑なに拒否。その後、私も読んでみて、なんていうか、うん・・・子供は読まなくていい、って。
私には多くの書評にある、moving and funny という印象はないんです。唯一 oddly affecting というのが当てはまる、というか。とにかく何が何だかわからないいけれど、しんどくて泣きっぱなし。なんか読み違えているのかな?
一生とりつかれてずっと考えざるをえないような衝撃的な作品です。
読むまでの数年間も頭から離れず、読んだ後も引きずっていくこと間違いなしの、私に対してすごい磁力を持った一冊なのでありました。