あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

日傘さすそれなりの夏では終わらない  あきオジ

2010-09-09 17:54:51 | 日記
昭和記念公園の紅葉です。
急ぐ木もあるのですね。

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かすむ日や夕山かげの飴の笛  一茶

ちる芒寒くなるのが目に見ゆる  一茶

三度食ふ旅もつたいな時雨雲  一茶

(評論家なら、あれこれ言うのでしょうが、私には「なんだこれ?」という感じなのですね。贅沢をいえるような立場ではない、そんな一茶の事情がみえる句ですね。)

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今日はサーバーが込み合っているのか
折角、文章を書いても
アップできない。
そんなことの繰り返しでした。

そんな日もあるのですね。

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水遊び続けた子等はいまどこに   あきオジ

2010-09-09 16:48:47 | 日記
昭和記念公園のプール
水があふれる仕組みのオブジェです。
人がいなくなった風景はそれなりに淋しいですね。

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冬ちかし時雨の雲もここよりぞ  蕪村

(このところ自分が読めて、状況が分かり、句の背景など気にすることなく読める。そんな句に出会うことが少なくなってきました。集中して読みすぎたのかもしれません。せっかちな性分で「一気」はやめようと思っていても、急いでいるのですね。ぼちぼちがなにより。)

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JR20000キロの日本縦断の旅
タイトルは覚えきれませんが、以前放送したものを再放送しています。
けっこう熱心に見ています。
日本は広い。
そのとおりですね。
ものは見かた、そして感じ方ですね。
何よりも日本人はいいな
そんな思いですね。

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巾着田の彼岸花
今月20日以降が見ごろだとか
今は、まだ発芽段階だとか。
楽しみですね。

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山門にのうぜんかづらはい上り  あきオジ

2010-09-09 15:13:43 | 日記
昭和記念公園ののうぜんかづら

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負まじき角力を寝ものがたり哉  蕪村

(一茶の句にも相撲が登場します。比喩に使うほどに人気があり、娯楽として楽しみだったのですね。そのことがよく分かります。)

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秋の燈やゆかしき奈良の道具市  蕪村

(道具市という表現があれば芭蕉の句を漁り、「奈良」と特定することの意味は何か、そんなことを研究する人も多いと思います。私は研究者でもありませんし、そのつもりもありません。でも、そんなことを調べるのも面白いかもしれませんね。まあ、そこそこでいきましょう。)

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関東学院大学ラグビー部監督春口を取材した番組を見ました。
プロジェクトXの延長番組ですね。
このような番組好きなのです。
スポ根ものですね。
この単純明快な一途さがいいですね。
そのように行きたいと思っていましたが・・・

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秋茄子の色鮮やかな夕餉哉  あきオジ

2010-09-09 06:26:08 | 日記
あれこれ難しくしないで
そのまま
それがいい。

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夕顔に干瓢むいて遊びけり  芭蕉

(学者はこのような句をどのように扱うのでしょうね。あれこれの資料を駆使して、下敷きは何か、夕顔と干瓢の関係などを調べるのでしょうかね。ご苦労様です。鑑賞者より、作者の方がずっと楽しいと思ったのですが、そうでもないのですね。学者風のものいいをする人が多いですね。)

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いな妻や波もてゆへる秋津しま  蕪村

(この句に興味をもったのではなく、大岡信が「絵画的」というより「カメラ的」と書いて居たのが面白かった。スナップ写真のような意外性を表現したものして面白い。あれこれ物云う時に使いましょう。)

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サギ草が触れ合う火花がありそうな  あきオジ

2010-09-09 06:04:47 | 日記
昭和記念公園のサギ草
大切に育てたのでしょうね。

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サギ草が終わると秋
そんな感じかなあ

いつのまにか向日葵の姿がない。
これが手入れされている公園と自然との違いですね。

馴れてしまうと手入れされている公園がよくなってきますね。
まだ、未熟者なのです。

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このブログをご覧になっている方は、ご存じないかもしれませんが「山崎方代」という歌人のファンなのです。「朝日のように爽やかに」でとりあげています。最近の歌人です。戦争体験があり、仕事もせず、歌作りだけに生きた人です。鎌倉に住んでいたのです。そんなことで鎌倉に親しみを感じているのです。

なんとなくいつものように灯がともり動かずにいてすんでしまった  方代

素朴でなんとなく笑えるようにリズムがありますね。

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ふるさとのあの山なみの雪のかがやく  山頭火

(あれこれ選別することなく、好きならそれでいい。「好きだ」と言えないのが現代人ですね。「優れている」とは言えるのに・・・・。

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吹けばそれなりになる秋の庭   あきオジ

2010-09-09 05:50:24 | 日記
電車の終点下りて暮地への一人  放哉

(放哉は「一人」とは言っても、「寂しい」とは言わない人ですが、それが山頭火と大きく違う人だと思います。山頭火は歓迎されていると勘違いして「やれやれやっと帰ってくれたか」とため息まじりに言われていることを知っていながらそれを「なかったことにしている」ような人です。放哉はその意味では表現者として、「抑えっぱなし」で実は、がみえないひとなのかもしれません。どちらがどうのという話ではありませんが、二人とも距離を置けばそれなりの人、近くにくると、その逆流するエネルギーにまいってしまう。そんなことかもしれません。そんなことまでなら想像してもいいでしょう。)

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良夜かな盥に紺の衣(きぬ)漬けて  塚本邦雄

(歌人として著名な塚本邦雄の句、それだけの理由で取り上げました。最近、だんだんと食いしん坊万歳の気分でなっています。何でも食べたい。)

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昨日は大雨になりました。
これで少し涼しくなるでしょう。

自然って、何となく、それなりに折り合いをつけるようなところがあり
自然にとっては当たり前のメカニズムなのに人は自分の都合だけで
うろたえている。
そんな感じかな。

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