あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

「諦観」を語りし夜は寡黙なり    あきオジ

2010-09-10 13:22:11 | 日記
ときが花を育ているのですね。
自分で育っているだけではないのですね。
当たり前のことをしらないことが多いですね。

昭和記念公園のバーベキュー広場でこれから咲き始めますね。

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「朝日のように爽やかに」は素人短歌ですが毎日更新しています。
機会があったらお立ち寄りください。
当然、自作を毎日アップしています。

http://iwasisanma.exblog.jp/

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秋の深海かすみ誰にもたよりせず  森澄雄

(芭蕉の句のような深みがありますね。この俳人、ちょっと面白いかも。現在、注目しているのです。山頭火、放哉の続きで目を向けて行きたいですね。でも、一茶も蕪村もそのままにできないし・・・。初心者は俳句とは何か、どんな作品が評価されているのか、そんな始まりの手前を確かめなければいけませんからね。)

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魂がないとこの世は面白い  武玉川

(どうでもいいけど、言い得て妙。このような句を探すのも自分らしくていいかもしれません。)

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穀値段どかどか下る暑さ哉  一茶

(これ今年のことを題材にした現代の素人俳句のようですが、実は一茶の句です。私のような素人がものを言ったらいけないのでしょうが、一茶は時代の空気とか江戸の雰囲気を実に巧みにつかんでいます。この感性は芭蕉になく、蕪村にもありません。事実は二人ともかなり現実主義者だったと思いますが、一茶のように俳句の題材にはしなかったでしょうね。自負心もあるし、あまり、言いたくないのかもしれません。でも、一茶は堂々としています。しかも、かなりリアルです。そこが一茶の面白さなのですね。)

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蓮の花極楽池で微動せず  あきオジ

2010-09-10 13:12:07 | 日記
昭和記念公園の日本庭園の蓮です。
もう終わりだと思っていたら残っていました。
この驚きを芭蕉ならうまく句にしたのでしょうかね。

そんなことはどうでもいいことです。
私のそれは日記俳句
日々の営みのメモなのです。

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ほととぎすあすはあの山こえていこう  山頭火

笠ぬぎしみじみとぬれ  山頭火

(山頭火と放哉は対比され、時代の気配を代表する人として評価される。そんな気がしますが、そんなことは素人にはどうでもいいことであり、境涯の句としてどうなのか、そんな関心しかありません。どうも、今の段階では、多くの歌人とか俳人とは違って「強さ」が背景にある俳人ではないということは分かりますが、それ以上ではありません。)

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井上陽水のドキュメント番組を見ていたら
ああ、現代の代表する歌人は井上陽水であり中島みゆきなのだ。
そう思いましたね。
俳人の俳句は時代をすくってはいない。
その辺りは私の素人の関心事です。
余計なところに踏みこまないように注意しましょう。

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桐一葉日当たりながら落ちにけり  高浜虚子

(このような鋭角的な感性と表現は私は苦手です。ひらがな文字で野暮ったいのに温かいそんな表現の俳句が好きなのです。この句について評論家は「桐一葉落ちて・・・・」などと中国の詩を撮りだしてあれこれいうのでしょうね。でも、素人には関係ない。そのままで楽しければそれでいい。意外性があれば楽しいし、自分にフィットすれば、されが最高の俳句と言うことになります。それでいいのです。)

ありきたりそれもいいじゃないか月見草  あきオジ

2010-09-10 12:59:27 | 日記
昭和記念公園

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ファミレスで一茶の評伝を読みました。
俳諧の世界で名をなすことに懸命ですし
長野県の郷里では、義理の母と弟との
遺産相続の争いで十数年もめていたし
農業では生きていけないの近隣の俳諧の弟子を集めいて句会を開いていた。
そんな世俗性をあれこれ書いていました。
なるほどなと思いながら
俳諧の世界で名を成すのも大変だな。
そんな感想を持ちました。
夜に出れば、あれこれ私生活まで詮索される。

思えば太宰治もそうだし
人は作品だけでなく、私生活にまで関心をもつようにできているのだ。
不思議。

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甲斐がねを穂蓼の上を塩車  蕪村

(まさに絵にかいたような風景が広がりますね。塩山の「勝沼ぶどう郷」駅からみた南アルプスの風景と重なります。当時と違うのは、時間の流れ方なのかもしれません。)

(実際の風景を歌ったものなのか、それとも絵柄が先に来ているのか知りませんが、そのようなことはどうでもよくて、美的に再構成して自分を前に突き出した句だと思えばいいのかな。そんなことを思いながら楽しんでいました。)

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行く電車帰る電車も同じ道   あきオジ

2010-09-10 06:31:50 | 日記
江ノ電は単線ですから
おくつかの駅で交換します。
また、駅と駅の間で交換します。

その交換するときの二つの車両が重なるところを
写真にする人もいます。

楽しみ方いろいろ
JR20000Kも楽しそうだし
車両だけを写真にする人はいっぱいいる。

日本の瀧だけを写真にする人もいるし
余裕とは無駄といわれるこを楽しむことができることです。

楽しみはこれからですね。

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朝がおや一輪深き淵のいろ  蕪村

(さすが蕪村ですね。鎌倉に行った時、線路わきの民家で朝顔をみました。二階まではわせた豪快な壁面でした。育てかたいろいろですね。この句は、「御見事」と言いたいほど、表現が的確ですし」、色の組み合わせが巧みですね。見たような嘘だとしても、ここまでくると絵から句が生まれたとも思ってしまいますね。)

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蛇踏んでふぐり小さき木曽の秋   石 寒太

(現代俳句の中で見つけた嬉しくなる句ですね。一茶の路線ですね。芭蕉のように高尚に突き進むと俳諧の通俗性が失われ、人気を失ってしまう。でも、通俗性を残して「おかしみ」「かるさ」は現代まで残っていると思いますね。でも、このような高尚なスタイルの中の「おかしみ」は親しくなれると思うと、同時に「厭味」となる危険もありますね。分からないものですね。)

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トンネルを抜ければ海が溢れ出る  あきオジ

2010-09-10 06:20:47 | 日記
トンネルは意外な展開があって面白い。
鎌倉の極楽寺のトンネルを越えてすぐに湘南の海が見えてきます。
ちょうど、海の入り込むような角度なのです。

あり得ないことを想像してしまうのが江ノ電ですね。

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名月や月の名所は月にあり  大伴大江丸

(「折々のころば」で取り上げられた句です。見方それぞれ、読む方あれこれですすね。こんな読みときが楽しい人はそれなりの俳句の楽しみ方があるのですね。)

枯るるなら一糸纏わぬ曼殊沙華   殿村兎絲子

(この季節になると、こんな句も目に飛び込んできますね。)

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巾着田の彼岸花も楽しみですね。
巾着田の彼岸花はいいカメラで撮ると
素晴らしい絵になりますね。

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秋風や傘あきないし店が消え  あきオジ

2010-09-10 06:17:20 | 日記
今年は日傘がたくさん売れたそうですね。
季節を商売にする。
それも観察すると楽しいことですね。
自動車で販売して歩いているハンバーガーの店
今年は、かき氷をしっかり売っていました。

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西行の草鞋もかかれ松の露  芭蕉

(何となく知ったかぶりをしたい句ですが、西行とのかかわらりとか故事が教養としてないと読みとれませんね。なるべく、素人でも読めるような句を選んでいるのですが、そうはいかない句が大半ですね。)

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 このごろ、芭蕉も一茶もいいけれど、現代俳句を読もうと思っているのですが、いい作家が見当たりません。教養的で、言葉が複雑で、自分だけ分かる句が多いですね。ですから、「この句のよさがみえないのか」というような会話にもなるし、ときには過剰な緊張を求め、形式のせいでしょうか、ユーモアが入り込む余地がない。あったとしても、「奇をてらう」と一蹴されそうな危うさがあります。山頭火、放哉にしても、俳人の中での評価は極めて低いと思います。まあ、それはそれで、そのうち何かが見えるでしょう。

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