あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

寝ていても落ち着かなくて秋刀魚焼く

2010-09-11 16:15:17 | 日記
この景色鉄道ファンにはたまらないでしょうね。

それとこのブログを更新しながら
「日本縦断鉄道の旅」を流しています。

根っから暇人の忙しがりなのです。

・・・・・・

六十年躍る夜もなく過ごしけり  一茶

世が直るなをるとでかい蛍かな  一茶

花の影寝まじ未来が恐ろしき  一茶

(晩年の一茶の句は、それなりの境涯を題材にしていますが、孤独に耐えている気分がいっぱいですね。当時大火があり、一茶の家も焼けてしまい、土蔵で暮らしていたとか。笑って耐えている人の悲しみの方が深くて重いのかもしれません。)

・・・・・・

人それぞれ書を読んでゐる良夜かな  山口青邨

(秋はこんな感じですかね。今は書を読んでいるのではなくネットしているとでも書くのでしょうか。時代はあれこれのことを50年先には意味不明にしてしまいます。)

・・・・・・

「荷車の歌」を見ていたら、囲炉裏が出てきました。火箸をつかって炭を調整しているのですが火箸が出てきませんでしたね。それと映画の初めの方で馬が引く乗合馬車が登場したとき、さすがに分かりませんでしたね。

・・・・・

土曜日の電車の中で衣更え  あきオジ

2010-09-11 16:13:47 | 日記
景色が秋に代わります。
それも徐々に
景色の衣替えは一気にというわけではありませんね。

・・・・・・

秋風の一もくさんに来る家哉  一茶

うしろから大寒小寒夜寒哉  一茶

是がまあつひの栖(すみか)か雪五尺  一茶

(有名な句ですね。何かユニークで面白い。この句は諦観とは縁のなかった一茶なりの落ち着きなのでしょうね。)

・・・・・・

金魚売買へずに囲む子に優し  吉屋信子

(吉屋信子からつながってくる句ですね。人柄の句が結びつく、それは才能ですね。)


豆腐売り鉢巻タオルの周到さ  あきオジ

2010-09-11 16:06:07 | 日記
お茶の水駅からみた
丸ノ内線です。

絵になる景色とはこのことですね。
この撮影場所から反対側を見ると
ハリスト教会が見えます。

立ち寄ってきたら
「許可なく撮影することを禁止します。
また、販売することも禁止します。」
そんな看板がありました。

写真を撮って絵ハガキにして商売にしている人がいることを
知ることができます。
さすがに東京
シビアですね。

・・・・・・

森に近づき雪のある森  放哉 

はかなさは灯明の油が煮える  放哉

昼の蚊たたいて古新聞よんで  放哉

(かつては古新聞読むというのは当たり前の景色だったのですが、最近は、そんなことする人いませんね。活字に対する郷愁というか愛着、その温度が違ってきますね。)

・・・・・

このブログを更新するときは
JR20000K
日本縦断の旅
そんな旅番組を流しています。
ずいぶん、贅沢な楽しみを堪能していますね。
ありがたいことです。

でも、この楽しみが忙しさにつながってしまいました。
読みたい句がいっぱい出てきたり
知りたいことも増えました。
資料となる本も欲しいし
読みたいし・・・・

このごろ、仕事はやめて、この趣味で暮らしていこうか
けっこうマジになって考えています。

年をとったら好きなことだけをする。
そんな贅沢も許されるでしょう。

・・・・・・

先のこと考えつかぬ残暑なり  あきオジ

2010-09-11 06:04:56 | 日記
昭和記念公園の夏の名残です。

・・・・

夏真夏死は半眼に下を見る  飯田蛇笏

(このような作品に出会うと現代人って知的なんだなと思います。でも俳句表現は閉塞状態になっているように思えます。庶民を置き去りにした芸術表現は消えるのですね。あるいは変貌するのですね。)

・・・・・・・

秋の風親なき我を吹そぶり  一茶

手招きは人の父也秋の暮   一茶

梅さけど鶯なけどひとり哉  一茶

秋寒や行先々は人の家  一茶

(秋風の季節になると人が遠くなってしまい。歩いている自分は一人だと実感する。そんな気分が伝わってくる。おかしく、軽い一茶のくもいいですが、こんな句に出会うとどきっとしますね。人は奥行きがあるのですね。決めつけてはいけないのですね。)

・・・・・・・・

一茶や山頭火と巡り合ったのは幸運でした。
これからはあたらい発見の時期にしなければいけませんね。
でも、ちょっと面白い。

こんな世界があったのだ。
それが始めて半年たった感想です。

・・・・・・


秋参り健康であればそれもいい   あきオジ

2010-09-11 06:01:23 | 日記
昭和記念公園のバストレイン
何となく笑えます。
ガイドはボランティアの人たちです。
けっこう乗って楽しんでいますね。

・・・・・

鶴が死ぬのを亀がみている  武玉川

・・・・・

何のため四十八年過ぎたのか頭かしげてみてもわからず  方代

更けてゆく夜の炬燵を親と子がかこみてにがいお茶をのんでいた  放代

(俳句のブログなので短歌は馴染めないかもしれません。でも、山崎方代の短歌は面白いですよ。ときには、「朝日のように爽やかに」へもお立ち寄りください。)