あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

稲刈りが終わりし里に人もなく  あきオジ

2010-09-23 17:38:58 | 日記
巾着田のそばでは稲刈りが終わっていました。
コスモスが休耕田に育っています。
農家の悲しみの色に見えます。

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今日一日の終りの鐘をききつつあるく  放哉

(放哉の思いつけたら一気に突き進む。崩壊感覚も一気だし、歯止めが利かない。そんな放哉の一途に歩いている姿は、迷い、うろたえながら、甘えてしまい。甘えることに恥じらいを押しのけてしまう山頭火とは違っていますね。)

(ときおり、一茶と山頭火は資質的に近いのではないかを思います。理由はありません。ただ、そう思ったのです。)

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なるべき写真に沿った句を作りたい。
「一日一鉄」(著名は鉄道だけを取りあげたブログ)に影響されて
「一日一俳」というか「一写一句」の路線でやってみようかな
でも、思いついたことはだいたい一週間で挫折する。
どうしましょう。

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毬栗が御守りしている仏様  あきオジ

2010-09-23 17:29:13 | 日記
栗はきっと、仏様と思って毬栗で護っているのですね。

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この旅、果てもない旅のつくつくぼうし  山頭火

(放哉の墓参りを終わって、気力が萎えたのでしょうか。ため息混じりです。頑健な山頭火でも気弱になるのですね。体力の衰えが気力まで影響している。そんな時期の句なのですね。気力の衰えは、句の衰えにつながるのでしょうかね。)

彼岸花拝んでいたい雨の中  あきオジ

2010-09-23 17:23:45 | 日記
今日は巾着田の彼岸花を楽しみました。
あいにくの雨でいい写真が撮れませんでした。
出なおします。

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おち葉してけろりと立し土蔵哉  一茶

(一茶の擬態語、俗語の使用法は一種独特で、一茶の個性だと思ってしまいます。思えば擬態語は日本固有の使用法なのかもしれません。)

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円覚寺鳥ありといえでも気配なし  あきオジ

2010-09-23 06:56:36 | 日記
円覚寺

本当は、鳥のだけでなく
生きているものが往来する
そんな自然が必要なのに
修行の邪魔になるから
汚れるから
それなりの理由で自然を人工的に再構築している。

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菊の後大根の外更になし  芭蕉

(この句の意味分かりますか?私には理解不能です。そんな句もいっぱいありますね。西行にしても同じです。微妙な文法が駆使されているので判読できない歌もかなりあります。でも、いつか分かるときが来るかもしれません。)

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秋来れば江ノ電の音やってくる  あきオジ

2010-09-23 06:43:56 | 日記
でかけて写真を撮ったところで面白くはない。
でも季節が変わると
電車の音が湧き上がってくる。
記憶って不思議ですね。

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うしろから大寒小寒夜寒哉  一茶

春立や菰(こも)もかぶらず五十年  一茶

(このような一茶の句を読むと、淋しさが寒さにかぶって、侘しいですね。)

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