あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

秋深しビルから溢れる群れに入る  あきオジ

2010-09-30 14:42:05 | 日記
聖橋から見える風景です。
反対側には医科歯科大学の巨大なビルが聳えています。

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すべってころんで山がひっそり  山頭火

まったく雲がない笠をぬぎ  山頭火

(屋外での行動について「汗」を感じることができる俳人の代表的存在ではないでしょうか。暑さ、汗、疲労感は案外、奥の部屋で頭で想起している人には難しいでしょうね。この体感的野暮ったさが山頭火なのですね。)

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池波正太郎の世界にすっかり染まってしまいました。
それも楽しみですね。
「剣客商売」「鬼平犯科帳」そして「藤枝梅安」で一週間が回ります。
それがないときにはスペシャル番組です。
気楽なおじさんをやっていますよ。

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崩れたる土塀の日々にも秋の雨  あきオジ

2010-09-30 14:13:15 | 日記
こちらに昔のままの風景が
堀の向こうはビル街が広がる。

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にくい顔思い出し石ころをける  放哉

(俳句をたしなむ人は、このようなむき出しの表現を「はしたない」と言うのでしょうね。そのような心象を具体的なもので象徴されるのでなくては、俳句ではないと言うのでしょうかね。でも、このむき出しの粗野な表現が好きです。少なくも屈折したり、難解な表現に逃げ出した句よりもずっといいですね。)

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若い人を羨ましいなどと思ったことはないですね。
むしろ、これからも苦労しななければならないことを思うと
「大変だけれど頑張ってください」と声を掛けたいですね。

でも、同情する前に自分の行く先のことを考えろと言われそうですね。
今の若者なら言いそうですね。

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秋の坂ぽつぽつとなる親子づれ  あきオジ

2010-09-30 13:56:52 | 日記
湯島聖堂の土塀です。
豪快な壁が内と外を分断しています。
でも、その塀でさえ写真ではとび越えます。

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旅に病んで夢は枯野をかけめぐり  芭蕉

(ちょっと気分は重い句ですが、いいですね。俳句から抜けられない芭蕉の業を感じるのは少々狭いでしょうか。秀吉の辞世の歌もそのような内容でしたね。人はそれでも歌を残す。日本固有の文化ですね。)

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遠いと思えた景色があっという間に眼の前にきている。

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暮れなずむ影長くして親子行き  あきオジ

2010-09-30 13:31:58 | 日記
湯島聖堂の壁です。
いつか上手に趣向のある写真を撮ってみたいですね。
そろそろ本格的に写真を撮りたいと思いながら
面倒だと思ってしまいます。

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この道や行く人なしに秋の暮  芭蕉

(「この道」とはどんな道か気になりますね。でも、ただ「ここだ」と言われてもおかしくはない。でも「この道」と表現した方が「白い道」とか特定しないだけ、思わせぶりでいいのでしょう。評論家もこのような表現だと「なるほど」ということになるのでしょうね。)
でも、山頭火もそうですが一人で歩く道は特別なのでしょうね。私がつかったら、笑われそうな気もします。)

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「どうしようもない」と嘆くほどに
人は無責任に他人のふがいなさを嘆くのですね。
本当に困っているのは本人なのです。

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電車ゆく神田川にも秋の音  あきオジ

2010-09-30 07:15:21 | 日記
あれこれ書いている内容は小さなことでも
毎日重ねていると歴史になる。
そんなことを思います。

きっと、毎日の食事だけをひたすら写真にしている人もいるでしょう。
毎日、電車を撮っている人
周辺の花を撮っている人

当然、子の成長を撮り続ける人もいるでしょう。
短いスパンで見ると同じように見えても
ちょっと長いスパンで見ると成長が見えて楽しいですね。

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浜風に色の黒さよたん生仏  一茶

(このような蕪村とは違った色彩を表現しなければならない一茶の苦悩は興味ありますね。
境地の高さや品格において芭蕉に及ばない。絵画的世界を表現力においては蕪村に及ばないとなれば、一茶はどうしたららよいのでしょう。世俗的な用語、動物への関心があるかないかではなく、そのようなところに自分の居場所を見いだすしかなかった。そんな見方もできそうですね。一茶はそれを仕事にしていたのですから。)

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淡路坂登り切れば秋深し  あきオジ

2010-09-30 06:37:46 | 日記
お茶の水駅前です。
昨日は人に会う約束があり
出かけました。
夕刻以降のお付き合いともなると
帰りが遅くなります。
といっても11時

でも、私にとっては「ものすごくおそい時間」なのです。
まあ、そんなことで昨日は更新もせず
朝寝坊です。

やはり夜のお付き合いは控えめにしましょう。

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菊の香や奈良には古き仏たち  芭蕉

(申し分なく有名な句ですね。私でも知っています。「有名だから名句」それもいいじゃありませんか。「有名だけれども芸術としてはそれほどでもない」と言いたい人もいますが、「あの寿司やうまかったね。でも代が変わったら、味が落ちた」という人と同じなのです。「芭蕉が頂点であり、一茶はかなり落ちる」と言いたがる評論家の論理と同じなのです。でも、それでいいのかもしれません。そんなことを議論している長閑な時代なのです。サロンであり、御稽古事で隆盛しているのですからね。)

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