あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

葬式をぼんやり気にする冬の雲  あきオジ

2011-01-08 16:56:04 | 日記
神代植物公園の牡丹です。

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雪がふるふる雪見ておれば  山頭火

ささげまつる鉄鉢の日ざかり  山頭火

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「天国と地獄」(黒沢明監督)を見ました。
日本映画チャンネルで繰り返し放映しえいるので
ついつい見てしまうのです。
いつもいうのですが脚本がしっかりできているので
上手に騙されるし、納得して展開する。
人物がくっきり浮かび上がるし、迫力もある。
今の時代、計算された画面構成は流行らないのでしょうが
それが映画だと言わんばかりの迫力はいいですね。
横長の画面を目いっぱい使った人物配置もいいですね。
展開が分かっていながらハラハラしている無邪気さはどうなっているのしょうか。

サスペンス映画として上出来の出来上がりですね。

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菜の花も接ぎ穂になりしベンチかな  あきオジ

2011-01-08 16:17:43 | 日記
紅白がめでたいとは、どのような起源があるのでしょうかね。
そんなことを考えながら深大寺でお参りしました。
寒いですが、それが冬ですね。

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雪とけてクリクリしたる月よ哉  一茶

うしろから大寒小寒夜寒哉  一茶

(このゆな童謡調の抒情性が一茶ですね。擬人的な作風や俗語の混入というようなことを一茶といいますが、どうも、そうではなく、この抒情性こそが一茶の魅力ではないかと思ったりします。)

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「隠し剣・鬼の爪」(山田洋次監督)を見ました。
完成度の高い映画で、何度も見ています。
この映画を見るもう一つの理由は冨田勲の音楽が抒情的でいいからなのです。
映画がいいから映画を見るということもありますね。

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マフラーをまた掛け直し駅にゆき  あきオジ

2011-01-08 16:07:59 | 日記
深大寺前の土産物を商う店で売っていた達磨ですね。

楽しい季節に入りましたね。
これからは福寿草を待ち
そして、水仙を楽しみ
ミツマタがあり
そして櫻になる。
楽しみのためにじっと溜めている。
そんな季節もいいものです。

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ひいき目に見てさへ寒いそぶりかな  一茶

御祝儀に雪も降るなりどんどやき  一茶

(一茶の句には、庶民感覚そのままで俳人であることを度外視するような句があるのですね。そこが面白い。推敲に推敲を重ねた芭蕉とはちょっと違っていますね。でも、作りっぱなし(実際には違うのでしょうが)のような句が楽しくなりますね。

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自分が好きなことをする。
その好きなことは一生かけても飽きない。
そして、誇れる。
それが大切なのですね。
金や名誉は外した方がいい。

そんなことを最近、思いますね。

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