あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

年寄りの新年会のめでたさよ  あきオジ

2011-01-26 15:22:27 | 日記
なぜか、今日は新年会です。
新宿で行うとか
しかも7時
そんなことで帰宅が遅くなりますので更新はありません。

明日も寝坊するかも・・・・
いつも10時前には寝ていますからね。

では行ってきます。

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身にしみて大根からし秋の風  芭蕉

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爺柿が盆栽となり昼寝かな  あきオジ

2011-01-26 06:52:07 | 日記
爺柿です。

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山寺は碁の秋里は麦の秋 一茶

手をすりて蚊屋の小すみを借りにけり 一茶

(一茶は江戸を離れて信州に引っ込むのですが、遺産分割のもめごともありますが、俳諧の世界で「生活していく」ことの限界を感じての帰郷であったように思えるのです。そうだとすると屈折した思いがその後の句に反映されていると思うと理解できます。)

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ニーチェの言葉です。ときには辛口の箴言もぼんやりおやじには必要なのですね。

同情するものは自分は強者であると信じている。だから助けることができるとあらば、すぐにでも介入したくなる。

紅梅の名も懐かしき昭和なり  あきオジ

2011-01-26 06:37:32 | 日記
昭和記念公園の紅梅です。
戦後、「カバヤキャラメル」「コウバイキャラメル」というのがありました。
明治、森永キャラメルは生き残りましたが、これらのメーカーはどうなったのでしょうかね。
戦後の記憶の中でキャラメルは懐かしいですね。
貧しさが生活の真ん中にあるほろ苦い記憶

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夕空見てから夜食の箸とる  放哉

なにかこはれた音もしてたそがれ  放哉

(ひとりきりの淋しさが何の技巧もみせないで表現している。これが放哉なのですね。いいですね。)

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牡丹咲く玉砂利道の曲がり角  あきオジ

2011-01-26 06:16:07 | 日記
神代植物公園の牡丹です。
美しいですね。
この肌触りというか
見ての感触
独特のものですね。

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きのう見し万歳に逢ふや嵯峨の町  蕪村

朝日さす弓師が店(たな)や福寿草  蕪村

(いかにも蕪村。絵柄が美しい。そして気配がいいですね。素人がものいう筋合いでもないのですが、その美意識に寄り構築された絵柄にあわせて素材を集めたような印象がありますが、それが素敵ですね。もう蕪村には近代絵画的なものが見えていますね。)

襟巻の浅黄にのこる寒さかな 蕪村

(このような句を読むとどうして「浅黄」が水いろなのか不思議です。でも雰囲気としては美しい色合いですね。)

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先日、昭和記念公園に出かけたのですが、福寿草はつぼみらしきものが見える程度でした。

雪酒と窓開けのみし松竹梅  あきオジ

2011-01-26 05:51:36 | 日記
俳句もいいですけれど、時には大伴旅人の歌もいいですね。

「大宰帥大伴卿、酒を讃(ほ)むる歌十三首」

あな醜(みにく) 賢(さか)しらをすと酒飲まぬ 人をよく見ば猿にかも似む

験(しるし)なき物を思はずは一坏(ひとつき)の濁れる酒を飲むべくあらし

酒の名を聖(ひじり)と負ほせし古の大き聖の言(こと)の宣しさ

古の七(なな)の賢(さか)しき人たちも欲(ほ)りせし物は酒にしあらし

賢しみと物言はむよは酒飲みて酔哭(ゑひなき)するし勝りたるらし

言はむすべ為むすべ知らに極りて貴き物は酒にしあらし

中々に人とあらずは酒壷(さかつぼ)に成りてしかも酒に染みなむ

あな醜(みにく)賢(さか)しらをすと酒飲まぬ人をよく見ば猿にかも似

価(あたひ)なき宝といふとも一坏の濁れる酒に豈(あに)勝らめや

夜光る玉といふとも酒飲みて心を遣(や)るに豈(あに)及(し)かめやも

世間(よのなか)の遊びの道に洽(あまね)きは酔哭するにありぬべからし

今代(このよ)にし楽しくあらば来生(こむよ)には虫に鳥にも吾は成りなむ

生まるれば遂にも死ぬるものにあれば今生なる間は楽しくを有らな

黙然(もだ)居りて賢しらするは酒飲みて酔泣するになほ及(し)かずけり

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