あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

赤き実を餅にのせる松のうち  あきオジ

2011-01-18 15:29:52 | 日記
夕暮れはどこかで葦の聲がする 富澤赤黄男

月光の白魚ほそしたへがたし  富澤赤黄男

(ときにお気に入りというわけでなく、裏の読み方がなさそうな句を選びました。)

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本を処理しています。
老後はもっと焦点を絞り
好きなことだけして
読みたい本だけ読んで
聞きたい音楽だけを繰り返す。
そんな生活に入ろうとしています。

想像しただけでけっこう楽しいですね。

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白椿ガラシャのごとく落ちており  あきオジ

2011-01-18 15:17:19 | 日記
神代植物公園の椿園です。
椿だけは落ちたとき、人生を写す出すように美しく
そして、残酷です。
細川ガラシャの生き方は凛として魅力的ですね。
画家でも小説家でも取りあげたいテーマでしょうね。

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陽炎や手に下駄はいて善光寺  一茶

(善光寺といえば、独特の性格をもつユニークな寺ですね。一遍が信仰に生きることを決意する。そのきっかけになった寺でもあります。現実を生きるために物乞いをする人をとらえた句ですね。現実を生きることは半端ではない。そんなことを扱っている。一茶の着眼点は世俗的であり、そして、見方は複雑ですね。)

陽炎やそば屋が前の箸の山  一茶

(最近、名物になった深大寺蕎麦の店にもときおりせいろが干してあります。ときおり、一茶の句を思いだしてはそんな風景も当たり前にあったのだろうな。そんなことを思ったりします。)

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「マタイ受難曲」を流しています。
このような曲を歌いながら(原語で)ときを過ごせたら楽しいでしょうね。
そんなことを思っていますが、一つや二つ冗談でもいいから
始める価値はありますね。

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梅一輪床の壺に垂れて咲き  あきオジ

2011-01-18 15:01:45 | 日記
神代植物公園の梅です。
梅は白い方が美しく感じます。
でも、写真を撮るのが意外と難しいですね。
どれを撮っても同じになってしまいます。

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雪解や妹が炬燵に足袋かたし  蕪村

(「かたし」とは片一方の意。蕪村でなければ発見できない粋な世界ですね。)

はるさめや暮なんとしてけふも有 蕪村

(暮れそうで暮れない。そんな時間の流れをとらえることにかんしては素晴らしい表現をするのが蕪村ですね。きっと、この微妙さを学者ならあれこれ説明するのでしょうね。そんな含蓄が気になる句です。

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「日めくり万葉集」を録画しながら見ていました。万葉集を楽しみながら老後を過ごす。最高でしょうね。でも、鑑賞する力がないと退屈なだけかもしれません。私の場合は、学ぶより慣れる。だから、触れる回数で馴染もうという方式です。今のところ順調です。でも、万葉集は独特の文法があり、言い回しがあるので、慣れるまで時間がかかりそうです。まあ、年寄りには時間ならたっぷりありますからね。飽きないようにしましょう。

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咲いたぞと窓をあけてみる梅二輪  あきオジ

2011-01-18 06:08:56 | 日記
神代植物公園の梅です。

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梅つばき早咲ほめむ保美の里  芭蕉

さればこそあれたきままの霜の宿  芭蕉

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このブログを読む人にとって、内容は数秒で終わってしまうものですが
更新をする私にとってはけっこう手間暇がかかっているのです。
ですから、更新が終わると、「ああ、午前中の仕事が終えた」と思うこともあるのです。
どうして、こんなことになったのか分かりませんが
あまり苦にもしていないので
このままでいいかなと思ったりします。

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正月をすぎて散りしもみじかな  あきオジ



梅咲けば黒塀おくから芸者歌  あきオジ

2011-01-18 05:55:43 | 日記
神代植物公園の梅です。
今日あたり、見ごろになっているかもしれませんね。

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友の夏帽が新しい海に行こうか  放哉

赤ン坊のなきごゑがする小さい庭を掃いてる  放哉

(明るいけれど、深く思えば重くなる。きっと、それは俳句だからと思って、深く読もうとするからなのでしょう。そのままだっていいじゃないか。俳句は作った時から作者をはなれるのですから。)

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釧路湿原を疾走するSLを取材した番組を見ました。
20代の青年が機関助手として働いています。
その姿を追った番組ですが
父親がSLの車掌をしているので
来年あたり、親子でSL乗務をしたいと
楽しそうに語っていました。
釧路で生まれ、育ち、その土地で暮らして行こうする。
当たり前のように生きている。
それも美しくも逞しい生き方だなあと思って
感動しました。

その土地で生まれ
その土地で育ち
愛している。
そんな姿に感動することが多いです。
どうしてでしょうか。

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ぼんたんを手にする夕べの重さかな  あきオジ

2011-01-18 05:44:21 | 日記
神代植物公園の球根ベコニアです。

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少年の雲白ければむく蜜柑  富澤赤黄男

蜜柑酸ゆければふるさとの酸ゆさかな  富澤赤黄男

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サッカーの試合をテレビで見始めたら止められなくなり
寝不足です。
プロだからというわけでなありませんが
スタミナ
半端じゃありませんね。
青春を賭けている。
その潔さと一途さが美しいですね。

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