![コスモス](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/9b/daa955221e2d6c58082e9728d481ffcd.jpg)
吹かれても、倒れても、しなやかに伸びるコスモス
ちょっとしたハガキを出す必要があり、仕事場の「手紙・文書実例大事典」で文例を調べた。
電話なら、なあなあで済ませられることも、文章だと、きっちり度がないと、舌足らずか、無教養に見えてしまって厄介なもんだ。
この事典、お祝い、お礼、依頼、ビジネスはもちろんのこと、告白や復縁まであらゆる手紙例が載っている。
彼女と別れるための手紙のそれらしい例文のコメントには、相手を気遣うとともに、別れたい意思ははっきり書くこととある。
別れを言われた彼女からの手紙には、恨みがましくならないように最後は凛々しく書きましょうとか。
別れてもなおカッコよく思われたいという気持ちも大切やけど、愛想着かされてどん底のときに、いったい、だれが、例文集を広げる気分になるっていうねん。
そんなに冷静ならとっくに見限ってるわな。
ふむふむ、なるほど、こういうふうに書くのか、と、パラパラと拾い読みして、下書きしたものの、長過ぎて、結局使えず、「いただきました」→「頂戴しました」など言葉の言い換えに少し役立ったくらいだった。
文章もやっかいだけど、手書き文字もやっかいで、宛名は鉛筆で縦線を薄く引いてからまっすぐ書くようにして、文面も緊張の連続。
なんのためにお習字に習ってんねん?と訊かんといてください。
メールに慣れてしまうと、もう、手書きは支離滅裂で字はゆがむはで最悪である。
葉書1枚書くのにかなりなエネルギーを消耗したのであった。