ひらりん気まま日記

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『そして父になる』

2013-10-19 11:26:32 | 映画

父も育つ。子も親も、いくつになっても人間は育つ。

 
「そして父になる」
カンヌ映画祭審査員特別賞受賞。
映画祭の前評判、ネットでは映画も福山雅治も良いこと書いてなくて、そんなにダメな映画なのかと思っていたら、受賞したら悪評判がどっかに消えてしまった。マスメディアってそんなもんです。(笑)
おまけにハリウッドでリメイクされることになったし。

生まれた病院で取り違えられた赤ん坊が、6歳になって発覚、お互いの息子を本当の親の元に返すかどうか…
ふつうなら実の親に戻すべきと思ってしまうが、子ども心が切ない。
かたや、エリートサラリーマン(福山雅治&尾野真千子)、かたや地方の町のしがない電気店(リリー・フランキー&真木よう子)
尾野真千子のほうが生活感ありの威勢よい電気屋のお母さん役にぴったりかと思ったが、それなりに上品良妻賢母を演じられるんね。
2つの家庭は生活環境もものの考え方も、育て方も大きく違う。
特ににぎやかな大家族家庭から、都心の高級高層マンションのひとりっこに交換された子どもはこれからどうなるんやろう。
交換という言葉が何度も出てきてモノみたいで違和感あったけど、ほかに適当な言葉がないのかも。

福山雅治は好きなほう(カメラ上手いし)なので(けっこう嫌いな人が少なくない)日本語字幕付上映を見に行った。
どんな俳優もだいたいは若いときの写真はカッコええのに、福山雅治はなんかね、中年の今のほうがサッパリ顔でいい。(笑)
映画では、キヤノン一眼レフカメラやギターなんかが趣味の場面が出てくるのが、いかにも福山パパでした。