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京都からの洛星中学校受験記7 (6年生 秋まで)

6年生になるとNクラスが完全に分離して、Nクラス、T1クラス、T2クラス、Fクラスの4つになります。
灘は社会がないため、Nクラスは3科目を徹底的に鍛えるプログラムです。

さらに2月から隔週日曜日に志望校別特訓が始まります。
志望校別は東大寺学園コースにしたところ、宿題が山のよう。
唯一授業のない土曜日は、朝から晩まで宿題。

5月末
しかし通常+ハイクラス+志望校別の算数が質・量とも付いていけず、消化不良に。
算数はほぼ自力で解けないので時間が掛かり、さらに他教科特に国語に時間を割けないような事態に。
算数以外は東大寺特訓に付いていけていたものの、総合順位では半分よりやや下ぐらい。
模試の成績も判定が出る5年生後期からずっと東大寺はD、洛星はAでした。

6月、7月
そこで本人とも相談の上、6月から志望校別特訓は東大寺特訓(四条烏丸校開催)を諦め、洛星特訓(桂校開催)にしました。
本人にも異論はありませんでした。
ここでも判断の起点は、「とにかく洛星には入ってくれ」でした。

そうしたら志望校別特訓の算数が質的に7割、量的に5割(本人談)になり、通常+ハイクラスは従来と変わらないものの、そちらにじっくり時間を使えるようになり、本人も前向きに取り組めるようになりました。
また7月には大阪の上本町教室で東大寺トライアルがありましたが、Kくんは大阪まで行って勝負出来るだけの力はないと判断し、参加していません。
公開模試の偏差値は4科で63ぐらい。
5年次よりは、よくなってきました。

8月
夏休みは特に油断している様子もなく、夏期講習の課題を地味というか地道に勉強していました。
本人なりにがんばったようでした。

9月
公開模試で算数の成績がやや回復してきたのですが、最難関トライアルでは算数の偏差値が38。
その結果を受けて、「もう東大寺の受験は諦めて、3日目は洛南の専願にするか?」と長男に提案したところ「イヤだ。東大寺を受ける!」と。
初めて彼が受験校に関して自分の意見を言いました。
それを受けて「じゃあ、玉砕してもいいからやってみなさい」と言いました。
まあこの発言も、洛星がA判定だったから言えたことですが。

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京都からの洛星中学校受験記6(5年生)

2月から新学年。
通常クラスはT、F1、F2の3クラス編成になります。
通常コースのTクラス(火、木、土の17:00~20:30)+Nクラスへ(金の17:00~20:30)。
それに伴いハイクラスはなしに。

しかし4月にはNクラスにはついて行けず脱落。
本人も「こんなにシンドイ思いをするなら、灘には行けなくてもいい」と。
このレベルの算数が出来ないことや、そもそもそんな覚悟で灘は到底ムリなので、彼に相応な学校に行って貰おうと改めて思いました(笑)。
大事なのは「とにかく洛星には入ってくれ」です。

結果金曜日はなしになり、ハイクラスを復活。
火、木、土の20:30~21:30が追加になります。

偏差値は60前後をウロウロ。
僕自身が5年生で放置され成績が急降下した経験があるので、それなりに宿題はチェックしていました。

途中でT1、T2、Fのクラスに名称変更。
その後はT1クラスには通年で残るも、まだ真ん中より下ぐらいの位置。
算数は通常の授業でも、再テストになることが多かったですね。

5年生になって宿題だけは四の五の言わずするようにはなりましたが、やるのは最低限の宿題だけ。
「どこか行きたい学校とかある?」と聞いても、「いや、別に。どこでも~~~」と。

たぶん本気の5割ぐらいで流していたと思います。

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京都からの洛星中学校受験記5(4年生)

最初は通常コースのTクラス(2クラス編成の上のクラス)のみ。
火、木は17:00~19:00、土は13:30~17:00の授業。

8月ぐらいまでは宿題をするのも嫌々。
何とかなだめすかしてやっている状態。

9月からハイクラス算数受講(木の19:00~20:00)。
しかしついていけず、算数がパニックになり、通常クラスの成績もあやしくなってきました。
もともとあまり自信がないタイプなので、崩壊し始めるとなかなか立ち直れなかったです。

そこで10月~11月末までは、僕の判断で敢えて定着クラス(通常の授業の復習)へ。
定着に行ったことで、心に余裕が出て全体が見渡せるようになったよう。
まずは自信を取り戻し、徐々に成績も回復してきました。

12月からハイクラスに復帰。
10月ぐらいからは自発的に宿題をするようになるも、勉強の詰めは甘かったです。

模試の偏差値は算数58前後、他は60前後。
2ヶ月毎のクラス替えでTクラスにはずっと残りましたが、中の下ぐらいだったでしょう。

それと4年生、5年生の5月には灘の、9月には東大寺と洛星の文化祭に連れて行っています。
もちろん「なんのために、勉強をしているのか」を子供に示すためです。

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京都からの洛星中学校受験記4(方向性 塾えらび)

さて中学受験をするといっても、どのレベルを目指すのか。

そのために最終的にどうしたいのかを妻と相談したところ、
「東大、京大ないしは国公立の医学部レベル」に合格できる目途がつく学校に行かせたいという点で一致しました。

そうなると関西の男子なら志望校は、「関西男子最難関7中学」になるでしょう。
7校とは灘、東大寺、甲陽、大阪星光、洛星、洛南、西大和です。
洛南と西大和は共学で、あとは男子校です。

恐らくこのレベルをねらう京都男子の父兄が思うことは、
「とにかく洛星には入ってくれ」
これに尽きるでしょう。

うちの場合も最初から最後まで、Kくんの受験の標語はこれでした。

それを踏まえての塾探しです。
京都にある大手でピックアップしたのが、浜学園、希学園、日能研、馬渕教室、成基学園でした。
この中で純粋に「洛星、東大寺あたりをメインターゲットにしており、そういう受験生が集まって来そうな塾」を探しました。

浜学園や希学園からも洛星には行きますが、もとが西宮の塾。
メインターゲットは、灘・甲陽でしょう。実は浜学園は僕がOBなのでよく知っています。

日能研は教室も全国、生徒層の幅も広いので、特にどこがターゲットなのかは分かりにくいです。
ただ転勤族の方は、全国に教室があるので通わせやすいとおっしゃっていました。

成基学園は京都の塾なので、洛星や洛南にはたくさん入っています。
しかし東大寺や灘への対策となると、ちょっとキビシイのかなと。

結局うちは、洛星や東大寺をメインターゲットにしており、あわよくば灘への道も残されている馬渕教室を選びました。

馬渕教室の四条烏丸校の通常クラスは、4年生は2クラス、5年生は3クラス。
その1番上の「T1 クラスに最後まで残れれば、まず洛星に不合格になることはないです」とおっしゃられました。
ですので、当面の目標は「T1クラスを維持する」ことになりました。

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京都からの洛星中学校受験記3(塾以外の習い事)

まずは参考までに、塾以外の習い事です。

うちの方針としては心身ともに健全な子になって欲しかったので、体を使う習い事もある程度重視していました。

まずはスイミング(週1回)。
こちらは幼稚園の年中から小3の終わり、塾に入るまで。
四泳法がちゃんと出来るようになりましたし、怪我することもなく体力もついたのでよかったです。

もう1つも幼稚園の年中から、YMCAのアウトドアクラブ。
こちらは毎月1回日曜日、ないしは土日の泊り。
キャンプ、登山、川下りとか、とにかくアクティブに外で遊ばせてくれます。
これはかなりよかったです。
自分達で考える、
助け合う、
自然を観察する、
テントの張り方、ロープの結び方や飯ごうの使い方も覚えられた。
人間力が付いたと思います。

ただそれだけではなく、これは多分受験での「やり抜く」という精神力にもつながっているような気がしています。
こちらは小5の終わりまで通いました。
大抵は日曜日だけですが、土日で宿泊の場合は塾を休んででもこちらに行かせていました(本人もそれを希望しましたし(笑))。

また小2から小3の終わりまでは、成基学園のアルゴクラブに週1回通っていました。
思考力ゲームやパズルなどを通じ、数字で遊ぶような感じです。
効果があったかどうかは、不明ですが(笑)。

そしていよいよ小3の2月から、新小4として塾通いが始まります。

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京都からの洛星中学校受験記2(そもそも中学受験を始めたのは)

ウチの長男Kくんは2006年生まれ、次男のRくんは2009年生まれ。

そのKくんが3歳になった頃、妻から質問をされました。

妻:「アナタ、塾に通って中学受験したって言ってたやん。あれは自分から言い出したん?」

僕:「まさか。僕はイヤやったけど、親に放り込まれた。」

妻:「じゃあ受験って、やってよかったと思ってないの?」

僕:「イヤ絶対によかった。なんとなく流れで勉強してきたけど、医者になろうって思った時に、国立大学に入れるだけの学力があったから。」

妻:「だったら、この子を洛星に入れてあげて欲しい。導いてあげられる?」と聞かれました。

ということで、Kくんは「本人の意志は別として、親の老婆心で中学受験をする」ことが決定しました。

それに現実問題として、長男が中高一貫校に入らなければ、次男の中学受験と長男の高校受験が同時にやって来る。

さらには次男も中高一貫校に入らなければ、次男の高校受験と長男の大学受験が同時にやって来るという恐ろしい事態になり得ます。

これは親としてはなんとしても回避したかったという事情もありました。

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京都からの洛星中学校受験記1(はじめに)


2019年、我が家の長男Kくんが中学受験をしました。
結果は、
1/9-----愛光(本校)----合格
1/19----洛星-前期--------合格(入学)
1/21----東大寺-----------不合格
でした。

今回はこのKくんの中学受験の回顧録を残そうと思っています。

理由は2つあります。
1つは3歳下の次男Rくんも中学受験をする予定であり、その際の参考のため。
もう1つは他にも同じような境遇の受験生がおられるでしょうから、その方々の参考のために。

ただの一例報告ではありますが、僕自身は折角の記録ですので隠すこともないかなと思っております(笑)。

構成は
・中学受験に至るまで
・塾に入ってから(これは4年生から2ヶ月毎に僕が書いていた所感を簡潔にまとめたものです。)
・受験校の選定から受験報告まで
です。

全17話。

内容は誇張することもなく、謙遜することもなく、ありのまま書いているつもりです。
もちろん個人的主観で書いているので、内容に普遍性はなく一例として参考にして頂ければ幸いです。

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長男Kくんの中学受験が終わりました。


写真は、洛星中を合格して喜ぶKくん。

小6の長男、Kくんの中学受験が終わりました。
結果は
---光 ○
---星 ◎
東大寺 ×
でした。
洛星中学に進学します。

もともと洛星を目指して始めた受験。
しかも模試でも洛星はA判定、東大寺はC判定でしたので、親としては満足しています。

しかし彼にも反省材料があるでしょうから、今回の成功と失敗の両方の体験を今後の人生に生かせれば、今回受験をした意味が一層増すのではないかと前向きに考えています。

洛星中学に進んで、勉強に部活に、充実した中高生活を送って欲しいです。

Kくん、洛星中学校進学、おめでとう。

ここからは親の話。
妻も僕も疲れ果てました~~~。
ブログも書き溜めの更新で、しばらくあまり気が向いてなかったですね。
数日はゆっくりして、今週末から拝観再開です!

でも受験に関しては・・・もう今度小4の次男がいるので・・・「振り出しに戻る」です(笑)。

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