京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
京都観光では最も詳しいです!
Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
2012 11/2の拝観報告(陽明文庫 虎山荘)
写真は、虎山荘の客殿と庭園
この日は有給休暇を頂き、直前にmaybeさまから教えて頂いた、
朝日カルチャーセンターの講座、「陽明文庫 雅の世界」に行ってきました。
会場は、以前からの念願であった「陽明文庫 虎山荘(こざんそう)」です。
一応ですが、陽明文庫は五摂家筆頭の近衛家に伝わる古文書などの国宝や重要文化財を山ほど保存管理しているところです。
ここは一般には公開されておらず、学術などの関連でないと中に入ることが出来ません。
ご指摘のあった10/31に慌てて電話をしたら、ギリギリセーフ。
電話番号などを伝えて申し込みをすると、「会員さまですね」と。
そうでした、以前の「清流亭、西翁院」は、朝日カルチャーセンターの講座でした。
もはや自分が”どの会に属しているのか”すらも把握しきれていません(笑)。
さて10:30からでしたので、その前にチャッカリ今日から公開の報恩寺へ9:00に。
朝1番で20人ぐらいおられたので、結構な人気ですね。
そしてその後”陽明文庫 虎山荘”へ。
ここはマスク持参です。
最初に陽明文庫の展示室に入ります。
共に国宝の御堂関白記や和漢抄がガラスケースに入っていました。
参加者が20名ほどと少ないこともあり、館長の名和先生が「みんなマスクしてるし、開けたげるわ。」とガラスケースオープン!!!
御堂関白記は藤原道長の、和漢抄は三蹟の1人藤原行成の直筆の文字が遮るものなく目の前に!
これ以降については、今後の本編で。
そんなこんなで、展示室で90分。
その後は虎山荘で、”はやし”さんの仕出し弁当です。
現地で作られたそうなので、いわゆる本当の”仕出し”ですね。
食後には虎山荘内の案内。
無論こちらも詳細は後日の本編で掲載します。
占めて会員価格の9250円でしたが、大満足の半日を過ごし、午後は仕事に戻りました。
maybeさま、貴重な情報を教えて頂き、本当にありがとうございました。
このようにアマデウス会員の方がいろいろ見つけて教えてくださるので、本当に助かっています。
僕も助けてもらってばかりでなく、12/9が過ぎたらまたひと働きしようと思います(笑)。
アンケートを実施しています。
左サイドバーにあります。
携帯の方は、ココ
「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 14 ) | Trackback ( )
厭離庵(嵐山・嵯峨野散策24)
写真は、紅葉の書院前庭
二尊院を出て左折するとすぐにT字路(E地点)につきあたります。
正面の壁の“かのん”という看板が目印です。
ルート2は、基本的にはここを右折です。
約100mの左手の路地の奥に「厭離庵」があります。
厭離庵(えんりあん)は嵯峨野にある尼寺で、藤原定家が小倉百人一首を編纂した場所と云われています。
普段は非公開ですが、11月初めの週末頃から12月初めの週末頃まで特別公開されます。
場所は、「嵐山・嵯峨野散策」のE地点から清凉寺に至る道の途中の左手の小路の奥にあります。
小路の両側は竹林です。
表門の前で拝観料500円を納めます。
表門を入ると小さな前庭があり、苔がきれいです。
この左前方に茅葺きの小さな門があり、左に階段(A)があります。
まず茅葺きの門をくぐると、右にお茶室の待合である外腰掛けがあり、周囲は露地庭園です。飛び石に一面の苔、静寂が周囲を包みます。
左手奥には定家が筆を洗う水を汲んだとされる“柳の井”があり、左の高台の上には時雨亭が見えます。
元に戻りAの階段を登ります。
右手に庫裡、並んで奥に書院があります。右手後方には先程見えた時雨亭に続く横道があります。
時雨亭は大正12年に造られたお茶室で、内部も見ることができます。
2畳の広縁がある4畳で、出書院が付いています。
内部の細工は桂離宮を真似たそうです。
庫裡と書院前庭はもみじと苔がきれいな庭園です。
これを歩いて書院に沿って右に曲がると、正面の階段の上に本堂があります。
本堂には本尊の如意輪観音像がお祀りされています。
左右には開山の霊源禅師像、西行法師像、藤原家隆像、紀貫之像がお祀りされています。
また本堂左手前には定家塚もあります。
2017年の春の非公開文化財特別公開で、書院と本堂に入れました。
書院は奥の間が8畳で、「厭離庵」の扁額があります。
本堂は中央が8畳、左手も8畳、右手が7畳で炉が切ってあり茶室仕様です。
中央の天井には飛天が描かれています。
嵐山・嵯峨野散策25へ
洛西の索引へ
「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 0 ) | Trackback ( )