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2012 11/3の拝観報告4(東福寺 龍吟庵、泉涌寺 法音院)


写真は、龍吟庵 重森三玲作庭”無の庭”

次は久しぶりの龍吟庵に行きました。
細かいことは本編で。
実は僕、本来”写真には全く興味がない”のです。
ですから昔訪問したところは、写真がほとんどない。
今もブログに掲載するためだけに写真を撮っています。
現にブログに載せた後、写真を見返すことは全然ないですね。

今回も龍吟庵の庭園の写真がほとんどなかったため訪問したのが実情です。

さらに昨日書いたように今年の紅葉ピーク時に東福寺に来る予定なんですが、その時には時間がなさそうだったのと、今日はいい感じの曇天でしたしね。

1度行った場所でも時間が空くと、また新鮮です。
贅沢なお話ですね。

東福寺の後は、またまた”例の近道”を使って戒光寺まで出ます。
参道を少し戻って、泉涌寺の塔頭の法音院(ほうおんいん)です。

ここは事前に連絡をしており、写経ならね”写仏”をしました。

仏様の絵を写すのです。

もちろん下書きを下に敷いて上から筆ペンでなぞるだけなので、結構上手に出来ます。

細かい情報は今後の本編で掲載しますが、東山南部散策は大幅な改訂が必要です。
今秋にはもう間に合わないので、冬にでも地味に大改訂を行う際に差し込んでおきます。

正直結構いいものですよ。

集中できます。

僕は15分程度で終わりました。

是非1度お試しあれ。

この後は再度、東福寺駅に戻り、京阪電車で清水五条駅へ。
自転車を回収して、恐る恐る六波羅蜜寺に戻ってみました。

アンケートを実施しています。
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最勝院、浄土院、養林庵(宇治散策4)


写真は、最勝院の不動堂(右)と源頼政のお墓(左)

鳳翔館を出てくると、鳳凰堂の背後を通って戻ってきます。
右手に鳳凰堂、そして左手に塔頭の浄土院、最勝院が順にあります。

鳳翔館を出ると、右手に朱色の南門があります。
これは伏見城の薬医門を移築したものです。
この先が浄土院です。

浄土院
平等院を管理する浄土宗の寺院です。
正面に本堂があります。
表には求世船乗観音像がお祀りされています。
また本堂の右手には羅漢堂が、左手には養林庵書院(重要文化財)がありますが、通常は非公開です。

2015年12/14のお念仏のつどいで本堂に入りました。
内陣中央には阿弥陀如来坐像が、その両脇には法然上人像、善導大師像がお祀りされていました。
また左の脇壇には5躯の阿弥陀如来立像がお祀りされていました。
なお浄土院に伝わる、宇治市指定の帝釈天立像は鳳翔館に展示されています。

・養林庵 書院
通常は非公開の養林庵 書院が、2012年11/3~12/2までの土日祝日に公開されました。
拝観料は、この時の平等院内の拝観料300円と養林庵の拝観料1000円の計1300円でした。
浄土院の玄関から入り、廊下を進み左に折れます。
この右手にも枯山水の中庭があります。
この先に養林庵があります。
書院は伏見城の遺構を移築したものだそうです。
最初の間の襖絵が、今回奉納された山口晃氏のものです。
京都を舞台にしてあの世を書いています。

この奥に3間とお茶室が付属しています。
1番手前は6畳の三の間。
その奥が8畳の二の間。
そして最奥が6畳の一の間。
三の間と二の間の間の欄間は、大きな藤の意匠です。
二の間と一の間の間の欄間は円を基本とした幾何学模様です。
一の間には火頭窓のある付書院があり、梅の老木に鳩がとまる金地の襖絵は京狩野の山雪一派が描いたものです。
床の間にはこれも山雪一派が描いたものですが、今度は雪景楼閣山水図という水墨画です。

二の間の右は仏間で、阿弥陀如来像がお祀りされています。
一の間の右は4畳半のお茶室で、貴人口しかありません。
手前が棹縁天井で、奥が掛込天井(斜めの天井)です。
襖の引き手が変わっており、香炉の上に小さな獅子が乗った意匠で“獅子香炉”というそうです。
書院の前庭は苔がきれいで織部灯籠や大きなモチの木(樹齢450年)がありました。

2015年9/13と9/14に修理期間中だけ限定で内部が公開されました(10:00~15:00)。
羅漢堂内には須弥壇があり、本来は本尊の宝冠釈迦如来像、脇侍に須達長者と善財童子、その周囲に十六羅漢像がお祀りされています。
堂内の壁面には狛犬図や獅子図などが描かれていますが、まだ剥落していました。
さらに鏡天井には龍が描かれていました。

最勝院
平等院を管理している天台宗の寺院です。
表門を入ると正面に本堂、左隣に不動堂(朱印所)、左斜め前方に地蔵堂、左手奥には平家打倒の兵を挙げ宇治川の合戦で散った源頼政のお墓があります。
本堂には本尊の不動明王像、左手には役行者像がお祀りされています。
地蔵堂には池殿地蔵尊がお祀りされています。
本堂の右手を進むと、右手に書院の玄関があります。

・書院
2015年1月~3月の土曜日にあった「最勝院で聞く特別講座付ガイドツアー」で、玄関から書院に入りました。
書院前庭は苔のきれいな枯山水庭園で、背後に鳳凰堂が見えます。




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