西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

ロッキー・ザ・ファイナル

2010-01-29 23:54:13 | 映画
シリーズ6作目。ファイナルです。
ムービープラスチャンネルでやっていたので、なんとなく観ました。

意外に良かったです

ロッキー、特に好きでも無く、影響を受けたわけでもないのだけど、
まあ、僕は、その世代なので、そこそこ観ています。
1作目は、まあまあ。2作目は感動。3作目、4作目は時間の無駄
5作目は、あまりの悪評で、観ていません

さて、【ロッキー・ザ・ファイナル】。
まだ、やるんかよ!
という気持ちから観はじめました。
おそらく、ほとんどの人がそうであるように、尊敬というよりは、寧ろ、嘲笑に近い感情。

映画の内容も、ほぼ、そんな感じです。
引退して数10年の元チャンプであるロッキーが、
エキジビジョンながら、現役のヘビー級チャンピオンに挑むというストーリー。
世間の嘲り、息子の反発を受けながらも、
馬鹿みたいに、走り出す還暦男。
生卵飲んで、ウェイト・トレーニングしまくりです
死別した妻エイドリアンへの思いを断ち切れないものの、
しっかりと別の女性に恋しております

単純です。嘘っぽいです

ただ、そういう部分では、第1作目からが同じなんで、
そこそこ体をいじめた経験がある人なら、解っていただけるんじゃないかと

ロッキーが息子に言います。
自分が認められないこと、弱いことを、
世間とか、その辺を歩いている知らない奴のせいにするな!

(正確なセリフは覚えていません。ハートが伝わりゃあ、いいのです。)
自分がやりたいと思ってがんばっていれば、周りの評価なんてどうでもいい。
この”ザ・ファイナル”からは、そんなメッセージが受け取られます。

俺、ロッキーシリーズ、1作目、2作目、そしてこの6作目で
前半部に漂う孤独感が何とも好きなんですよ。
誰でも(俺だけか)、喰っていく為に、周りに合わせて生きている。
本当に大切な人(&モノ)、心を許せる人って少ない。
ロッキーの朴訥とした、あきらめた様な喋りを聞くと、何故か安心して、
この映画を見入ってしまう。
後半部の試合のシーンは、どうでもいい。
勝とうが負けようが、何度でも立ち上がるとか、そんなことは、あまり興味が無い。
もう、つまらなくて、孤独で、どうでもいいやって日常の中から、
何かのきっかけで、闘いに向けて鍛え出すシーン。

ロッキーシリーズは、この数分のシーンの為だけにあると思っています。

流石に、次は無いとは思いますが
歳とっても、鍛えて恋して戦って、良い良いです

象の背中 ◇ なにそれ

2009-05-14 22:12:22 | 映画
最近、非常に体力の低下と体の不調を感じる。
”息子が成人するまで、オレ、生きてられんのかな~”
とか、思ってしまう。

そんなことで、【象の背中】、興味津々で見ましたが、
”なんだよ、それ!”
って感じです。

現実離れした奇麗事に終始。

バリバリのサラリーマン、
しゃれた自宅、
出来の良い息子と娘、
ものわかりの良い愛人、
不倫を全く責めずに夫に尽くす妻。
(略奪愛の今井が、そんな妻を演じている時点で、興醒めですわ。)

家庭をもっていて、普通にサラリーマンやっている男なら、
死に直面した場合、もっと悲しく泥臭い現実があるんじゃないだろうか。

これ見ても、共感も癒しも感動も、全く得られませんわ。

途中、一緒に見ていた息子が、主人公の自宅でのシーンを見て、
『うわ~、明るい部屋やなー。
電器付け過ぎ。このうち、エコしないと駄目だな~。』

と呟いているのを聞き、思わず吹いてしまった。

でも、まあ、息子の呟きがこの映画の全てを物語っています。

カッコいい

2008-11-03 20:54:44 | 映画
【レッドクリフ partⅠ】観てきました。
カッコイイ!!!
に尽きますね。

久しぶりに、家族3人で映画を観ました。
わが家は、僕は言うに及ばず、嫁も息子も【三国志】大好きで、
赤壁までの前知識は、普通にもっています。
それぞれが登場人物に思い入れがあって、3人とも楽しめました。

”信じる心”だとか、”勇気”だとかテーマはあるみたいだけど、
俺は、単純にカッコイイって、すげーっていうワクワク感で満たされましたね。

関羽の登場の仕方なんて、カッコ良すぎて心が震えましたよ。
ストーリーや、セリフでホロリとするとか心が震えるというのは、
間々ありますが、映像でゾクッとすることってなかなか無い。

上映時間は、2時間30分ぐらいだったかな?
とてもとても短く感じた。
集団での戦いも、個人の戦いも、ぐーっと引き込まれてしまう。

劉備、関羽、張飛、趙雲、諸葛亮、みんな、
リアリティーがある。
劉備は、貧乏そうで負けが込んでいて、でも悠然とした雰囲気。
素手で突っ込む張飛を見て、息子は大笑いをしていましたが、
いい感じで強さを表現していて納得。

これは映画館で観てこその映画です。
(しかし、これだけ人を動かして・・・、マジで城1つぐらいとれそうです。)

余計な事を考えなくてもいい。
【三国志】の世界にどっぷりと引き込まれる。

partⅡ、はやく観たいな。
曹操が攻めてくるぞ。
気を引き締めろ!逃げるな!戦えー!

子供に付き合って

2008-08-10 21:48:28 | 映画
子供に付き合って、 【NARUTO疾風伝-絆-】を観る。
劇場版はお祭りみたいなもんなので、そんなに期待はしていなかったのですが、
そこそこに良かったと思います。

サスケくんの登場シーンが予想外に多かったのでうしれしかった
映画館で観ると、やっぱ、迫力あるしね

涙ウルウルとか、感動したとかは無いのだけど、
楽しめた、スッキリした ということで〇です。
子供向けの映画なんで、大人受けしても仕方がないしね。

この時期のアニメ映画では、
1位がぽにょで、2位がポケモン、3位がNARUTO
という動員数とか。

盛り上がっているものにケチつける気は無いですが、
ここ数年のジブリ映画には興味がもてません。
良いものをつくっているんだろうけど、
反面、あれだけ宣伝しまくられて、各方面で持ち上げられている状態をみると、
興醒めですね

ポケモンは、今回、DSを持ち込んで映画を観ると、
DSになにやら映る趣向らしいです。
『映画の内容で勝負しろよ。』
とまでは言わないけど・・・。
企業努力とすれば”ナイス企画”なんだろうけど、
思想は守銭奴ですな。
わが家は、アニメチャンネルもマンガも、ほとんどOKで甘いのです。
唯一の禁止はポケモン
戦っているのが主人公じゃなくてポケモンだからという理由。
勝っても負けても自分で戦うのが前提だろ!
子供相手に、どんな奇麗事を並べても、
ヲタク予備軍を作っているだけにしか感じない。

っま、ウチは三番目ぐらいのものを楽しめるぐらいで丁度良いのです。

絆ーきずなー

2008-06-07 23:04:34 | 映画
【絆ーきずなー】
10年前の役所広司さん主演の映画。
こういうのは、家族が寝静まってから1人で見るのが良い。
当時、役所広司と渡辺謙とが競演ということで、
映画館へ観に行ったのだが、特に良かったという記憶が無い。

10年経って、再度観てみると、
乾いた男っぽさの裏側にある優しさとか繋がりに対する情念とかが感じ取れて、
じっくりと見入ってしまった。
(最近は、1本の映画すら通しでみることが少ないので・・・。)

歳をとって見えてくるものもあるということを感じました。

ガチ☆ボーイ

2008-03-02 17:40:09 | 映画
『ガチボーイ』を観てきた。
事故で高度機能障害を負った青年が、学生プロレスをすることで
自分の生を取り戻していく話。
主人公の五十嵐くんは、1日しか記憶が持たない。
段取りが決まったプロレスが出来ない。
全ての試合がガチンコ(真剣勝負)になってしまう。
だからガチボーイ

オレ、前情報は全く無かったのだが、
昨日、この映画の小泉監督が地元映画館で話をされているのを偶然TVで見て、
行くことにした。

最初は、笑えるシーンが多く、軽い気分で入っていける
話が進むにつれて、学生プロレスの仲間に記憶障害がバレて、
また、父親にプロレスをやっていることが知れ、シリアスな展開へ。

この映画は、東京慈恵会医大の先生による医療監修のもとに作られており、
実際、記憶障害をもつ方は、毎日、メモを残して生活をされているらしい。

出ている役者さんは、泉谷しげる以外はあまり知らない人たち。
そこそこ笑えるので、”ま~、こんなもんか”って思いでみていたのだが、
ラストの試合シーン以降、すげー泣いた
歳とって、涙もろくなったのもあるが、
涙が止まらなく、口に入ってしょっぱかった

アタマはどんなに忘れても、カラダは昨日の僕を忘れない。
(現実に、事故で記憶障害になった方は昨日の記憶は全くないが、
自転車に乗ると動けるらしい。この方は、自転車でパラリンピックを目指している。)

「自分の記憶に残らなくても、みんなの記憶に刻んでやれよ」
そんな臭いセリフに素直に酔っていける良い映画でした

決して、”お涙頂だい”ではありません。
若い監督と若いスタッフで作ってあり、押し付けがましくなく、
爽やかに熱くなれます。

期待はずれ

2007-06-18 23:27:36 | 映画
昨日、チャンネルNECOで【天使の牙】をやっていた。
原作は、大沢在昌。

以前(もう、7年も前になるが)の職場は、
わりと読書好きが多く、昼休みは皆、本を読んでいた。
係長が大沢在昌が好きで、勧められ、俺も何冊か読んだ。
その中でも、【天使の牙】は好きな作品。

なので、映画は期待して見たのだが、
スカシすぎだぞ
無意味などんよりさ、チグハグなストーリー展開、
現実性の無い陳腐な悪者のアジト
典型的な失敗ハードボイルド映画ですな~。

主役2人は良かったんだけどな
大沢たかおは、意外に似合ってはいた。

この作品、魅かれたのは
佐田真由美の美しさだけだね

クレヨンしんちゃん   泣ける

2006-09-30 17:28:58 | 映画
【クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!大人帝国の逆襲】
今晩、7時から、放送されるんですね
今日のK-1より楽しみ。
(最近、ヘビー級はつまらんから、チャンネルそのままで”立山黒部殺人事件”を見るかもね

『大人帝国の逆襲』
中盤、大人帝国に洗脳された野原ひろしが、しんちゃんによって我に返るシーン。
”野原ひろしの半生”が流れるのだが、
これが、本当、泣ける~
今の、30~40代のサラリーマンオヤジは、感情的にダブる映像多々なんです。

決して、今が良い時代とは言えないから、昭和の感覚に逃げたくなるのだけど、
会社が面白くないから、少年の頃に戻りたくなるんだけど、

でも、家族と自分の未来の為に今を闘わなければならない

近頃、中国でクレしんは最低ランクに位置づけされ、例によって宮崎アニメがAランクだったらしい。
まあ、共産主義者には”昭和の良さ”も、クレしんの家族愛も理解できないだろうね