西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

中国ぼっち出張

2019-11-24 09:31:27 | 日記

先月の13日から23日まで、中国ぼっち出張でした。12日に上京するも台風19号の影響で飲食店は一軒も空いておらず、コンビニに食べ物はなしというカオスな東京で一夜を過ごし、大幅なフライト時刻の遅れの為、羽田空港で10時間待ち、13日朝方3時にホテルに到着という・・・。ホテルのドアが開かず、係員を呼んでなんとか部屋にinという大変なスタート。(あの時、中国語しか通じない係員にどうやって説明したか覚えていないのだけど、人間、必死になれば何とかなるものです。)

行ったのは広州。想像以上に発展していました。日本の5年は中国の1年と言われるのも解ります。日本車がいっぱい走っていました。(車の内外が微妙に高級仕様化されていて、コッチで見るよりもカッコ良かった。)

毎晩、回るテーブルで、異なるお店。鴨、蛇、田うなぎ、何でも喰いました。何10種類の料理を食したのか覚えていませんが、まあ、味付けはどれも同じです。現地の方は皆さん、親切でした。自分が三国志、水滸伝、香港映画について熱く語るもんだから、向こうも喜んでくれた部分もあります。「軍師同盟司馬懿」という番組について盛り上がりました。通訳さんは楊修役の役者さんがタイプとか。(笑)グローバル化という欧米型奴隷制度な単語が大嫌いな私ですが、まずはお互いの国の歴史を知ることでしょうね。

テレビは、反日ドラマばっかりですわ。(笑)戦中の話ばかりで、、、。でも、若い人はあまりTVを観ていないみたい。その辺は、日本と一緒かも。ホテルの部屋は無駄に広くて普通にスクワットや腕立てができる。蹴りの基本もできる。

近くに七星岩と呼ばれる湖があります。湖の中に北斗七星の形に岩山が並んでおり、天から降ってきたという逸話があります。街中は高級車が行き交い、高級店がある側の道端でヨレヨレシャツのおっさんが万頭を頬張っているという感じ。いい感じで混沌としています。同じ空間に居ながら其々がそれぞれの価値観で生きているというか、自然な人の営みでありエネルギッシュです。貧乏人から金持ちまで同じ価値観を強いられてのは寧ろ日本の方が?と思いました。

休日に鼎湖山という観光地に連れていってもらいました。山の中に、滝や湖が連なっていて、いい感じで中国を感じれます。

此処の山頂に誰も見向きもしない小さな書を営む店がありました。現地スタッフも、”やめとけ、やめとけ。”と言うのですが、俺、こういうの大好きだから。(笑)大きな扇子に僕の氏名で漢詩を書いてもらいました。

黒檀を扱えるような財に恵まれ、龍が住む川の流れの様に悠々と生き、寛大な心で過ごせば、一生幸運が続く”

そんなような意味です。(帰国後、相変わらず、ロト7は外れていますがね。そういう事ではないか。)漢詩を書いてくれたおじさんがむちゃくちゃ嬉しそうで、その表情を見ていたら、なんか幸運に恵まれるような気がしましたよ。

もう、仙人が出て来そうな感じの山なんです。ザ・中国!

孫文(中国では孫中山という名の方がメジャー)が泳いだと言われる場所。この辺りが一番マイナスイオンが多いとか。

手前にある白酒(ぱいちゅう)という60度のお酒。これをストレートで何杯も"乾杯!乾杯!"とやる。あ~でも、”こんな酒の強い日本人は初めてだ!”って言われましたよ。(お前の自慢はそんなことだけかい。仕事せ~え 笑)皆さんは仕事の時は北京語で、日常会話は広東語。南の方なので、ノリは香港映画の世界そのままです。

仕事の無い休日に、一人で入ったお店。”ウォシー・リーペンレン、ティンプートン(日本人なんで、良くわからん)”と言ってメニューを指せば何とかなる。喰い終わって、”ハオチー、トーチェ、トーチェ”と言えば店のおばちゃんも笑顔。これ、美味しかった。最初はどうなるかと思った中国出張。総じて良い10日間でした。仕事の部分では、いろいろな課題を抱えてのアレですが、誰も仕事の話なんて興味無いでしょ。