西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

ファラオ展

2017-01-29 14:20:31 | 日記

『黄金のファラオと大ピラミッド展』を見てきました。20年ほど前に新婚旅行でエジプトへ行ったので、懐かしさもあって。その時はカイロ博物館へも行ったんだけど、観るモンがいっぱいあり過ぎてスゲーって思った記憶しかないです。なんか、諸星ダンにそっくりの石造があったような?

こういう古代の遺物を観るのは、大好きです。どれだけ観ていても、飽きない。ネット等で、興味あるものはそこそこ調べれる時代ではありますが、機会があればモノホンを観るのが一番。実物の大きさとか、細かい色合いとかは写真では感じ取れないから。

休日だったこともあってか、人がいっぱいでした。展示物の説明をじっくりと読んで、静かにゆっくりと回られている方が多かった。一昔前は、しゃべりまくっている煩い軍団が必ず居たもんだが、最近は二極化というか、そういう人たちは来ないのでしょう。良いことです。

オシリスやイリス、ホルスとか、昔よりはあちらの神話に対する知識も増えたのだけど、それでも全然、少ない。そういう知識があれば、もっと楽しめたのでしょう。ピラミッドを奴隷が造った説は今は無く、ピラミッド建設に携われることは誉だったようです。ピラミッドに付いては、時代が進むに連れて劣化して行くのが昔から不思議です。もっともらしい説明がされてはいましたが、例えば前方後円墳から方墳に移行していくのは蘇我氏が云々(でんでんではないぞ)という理由があるけども、ピラミッドの場合、正味なところ、時代と共に技術力が退化しただけなのでは?そもそも、クフ王のピラミッドとされるものが本当にクフ王の墓なのかも怪しい説もあるし。

あの時代の平民は、パンとビールがあれば満足だったとか。これとは文明も時代も異なりますが、モーゼの頃はパンとワイン。自分も、ビールと米があればそれで良いです。(笑)車だったので、ビールは飲めませんでしたが、ファラオカレーというのを食しました。

エジプトからイスラエル、旧シュメールの地方をゆっくりと回ってみたい。治安も超悪いし、それよりも金も時間もない。この辺り全部は無理でも、もう一度エジプトを見て回ることが出来たら、俺の人生、勝ちだと思っています。


八雲

2017-01-03 15:31:43 | 神社 古代

昨年末から、お付き合いなのか自分が飲みたいだけなのか、ず~っと飲み続けています。毎年元旦に参拝するO神社は例年は雪に覆われているのですが、今年は普通に地面が見えていて寒くもない。なんか、メリハリのないまま、もう1月3日です。

午前中は、お風呂屋さん&岩盤浴に行って体に溜まった毒素を出しました。風呂にはあまり興味が無く、岩盤浴だけのお店が無いかな~と思っています。

さて、年が改まっても、興味があるのは日本の古代史のみ。(まあ、年末のグダグダな格闘技番組は見てしまいましたが。)ということで、昨日は嫁実家に行ったついでにあわら市の『八雲神社』を詣でました。

言ってみれば、村の鎮守という感じの小さな神社ですが、これがなかなかに良き神社でありました。”八雲”という名から、当然にご祭神は須佐之男命。八雲→須佐之男、これ常識ですわ。安徳天皇も合祀されています。こんもりとした杜の前に立つ鳥居を入って歩き出すと、更に朱塗りの鳥居が奥にあり、鬱蒼とした木々の中を更に登っていくと本殿が見えてきます。

僕、こういう神社が好きです。神籬となる杜が沢山あると”その気”になれる。磐座があって、近くに甘南備となる山があれば最高です。

この小さい狛犬だけ角が一本生えている。(写真では観難いですが。)狛犬って、普通は一対だけのはずですが、ここはそれぞれ違った形状の狛犬が幾つも(何頭?)もありました。

この狛犬の尻尾は九本?尻尾が九本と言えば九尾→人柱力→ナルトかぁ(笑)。須佐之男命を崇拝していた平清盛が全国に須佐之男命を祀った神社を多く造営した中の一つとも考えられますが、社頭掲示板を読むと、源平が争っていた頃から、第二次世界大戦時までいろいろと逸話が残っている様です。この八雲神社について詳しくは知りませんが、村の鎮守的な小さな神社に記紀神話に登場する神々が祀られるのは後世の後付けの場合が多く、大概は土着の名もなき神、山、杜、川を祀ったのが起源だと思います。大げさな言い方をすれば、縄文の頃から息づく日本人的なアニミズム信仰。毎度、神社を訪れる度に良いな~と思います。