プレゼント

今日、買い物に行くと、おもちゃ屋さんは親子連れで長蛇の列。
息子は、『今日、なんで、おもちゃ屋さん、混んでるの？』
（サンタさんを信じている彼には、想像の及ばない現象なのだろう。）

昨日、実家のじいさんが、クリスマスプレゼントを買ってやると言い出し、
息子は、当然、ゲームソフトを要求したが、
父親としてのオレの一存で、本にした。
実は、２週間前からゲームは禁止してある。
半泣きの息子に、
『おとうさんを恨んでもいいから本を読め。
スキがあったら後ろから蹴り倒してもいいぞ。
座っている時に、首の頚動脈を狙えよ。
でも、10年後には、オレの言った意味がわかるよ。』
と言った。
別に、偉い人、金を稼ぐ人になってもらいたいという気持ちは全くない。
”モノ”、”金”以外の価値観を持ってもらいたいだけ。

しぶしぶ付いてくる息子と本屋へ。
何故か、図鑑の好きな子で、魚図鑑を購入。
じいさんが”もう一冊いいぞ。”というので息子はアニメ系の本を持ってきたのだが、
これも、オレの一存で『たから島』に決定。
いわゆる、児童文学というヤツだ。

今朝、仕事をしていると、息子が横へ来て『たから島』のストーリーを話だす。
ん？朝のウチに150ページの本を読み終えたようだ。

別に、ずっとゲームを禁止する気も無いし、
日用雑貨を買いに行くふりしてゲームソフトを買いに家電屋へ急ぐ俺。
明日の朝には、サンタさんに大感謝だろう。
スポーツやって本読んで、喧嘩して、それでゲームしているのならそれでいい。

ゲームに遊ばれるな、ゲームで遊べ。
金に使われるな、金を使え。
酒に飲まれるな、酒を飲め。
女に惚れられるな、女に惚れろ。

な～んてね。