焼き芋屋さん

昨晩、うちの近所に焼き芋屋さんが来た。
場所的に丁度良かったのか、わが家の横に停止。
買う気も無かったのだが、息子が、カーテンを開けてずっと見ていたので、
しぶしぶ、出て行って買いました。

焼き芋屋さんは、長年、東海地区の工場地帯で商売をなさっていたらしい。
残業中の人や、夜勤前の方相手に、そこそこにやっていけてたとのこと。
ところが、昨年末より、さっぱり商売にならず、10数年ぶりに、うちの県に。
前に来た時に、うちの団地でみんな買ってくれた記憶があったので、
また、ここへ来たそうで、そんな話をしている間も、
ポツポツとお客さんがやって来て、焼き芋屋さんは、”ほっ”って感じ。

東海地区は自動車産業が多いので、今、景気がこんな状態であれば、
その他の商売も大変なんでしょうね。

焼き芋は、とても美味しかったです。
匂いがたまらないし、甘いしね。
犬も、尻尾がちぎれんばかりに愛想をしてきたので、
少しだけ、お芋をあげました。

東海地区と気温が違うせいなのか、
お芋が焼けるまでに、ちょっと時間がかかったのですよ。
それでも、寒い冬の夜、
ゆっくりと待つ時間も良いもんだな～って。

芋が出来上がるのを待つ。
初めてあった人と、いろいろな事を話す。
家族で、焼き芋屋さんの芋をほお張る。
食べ物を大事にする。

なんつうか、脱コンビニというか、
厳しい時代ではありますが、価値観とか、嬉しい事、自慢できる事とかも、
過渡期にきているんじゃないかな。