西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

食を節制してみて思う

2011-07-15 23:17:16 | 日記

かれこれ、3度の食事以外は、何も口にしなくなって5週間を過ぎた。実は、先週の日曜日、なんとなく自転車に乗りたくなり、近所の酒屋さんへ行って、なんとなくビールを買ったのだが、思いの外、おいしいと思えず、それ以降は飲んでいない。この5週間で、3度の食事以外で口にしたものは、その缶ビール2本のみ。体重は4kg減ったのだが、そういう数値的な事より、とりあえず体が軽く感じられる。誰でも、そうなんだろうけど、人から強制されたり、理屈で納得させられたりした事は、そうそう続けられないのものだが、これといった利益や根拠を伴わないものでも(いや、寧ろ、世間的な価値観が殆ど無いこと程)、自分で決めたことは続けられるものです。それを考えると、中学生の息子が、最近、親の言うことを聞かないのも至極、当然なのだが。

”3食以外は口にしない”のは、実のところ、健康の為でもないし、また、今更、痩せて恰好良くなりたいとかという類いのものではない。

さてさて、”3度の食事”というが、本当は”2食でいいんじゃない?”と最近、思う。よく言われていることだが、江戸時代までは、日本人の食事は1日2食だったらしい。欧米でも、昔は1日2食だったらしい。エジソンが、自分の発明したトースターを売る為に、1日3食の必要性を流布したことによって、これが根付いたとのこと。”平賀源内のうなぎ”みたいなもんだね。

3月の大震災以降、TVやマスゴミは全く信用する気になれず、よくよく考えたら、これまでに常識とされていた事についても、かなり怪しいことが多い様に思う。九電のやらせメールとまではいかないまでも、TVでやっていることの大半は”売らんかな”目的で意図的に作られたアレなんだなって。だって、エジソンの時代ですら、そんな感じなんだもんねえ。TV離れの傾向がアップしているというのも頷ける。


食の節制は老化を防ぐ

2011-07-04 23:08:54 | 日記

最近、ずっと食について考えていたところ、昨日、たまたま付けたTVでサーチュイン遺伝子についてやっていて、正しく我が意を得たりです。

普段の食事に対して20%ほど(記憶が不確か)量を減らすと、3~7週間で、それまでに全く機能していなかったサーチュイン遺伝子というものが働き出すらしい。番組では、どこかの大学病院で中高年の方数人をモニタリングしていたが、皆、7週間、食事を節制した結果、細胞中のミトコンドリアが大きく増加していた。サーチュイン遺伝子は、元々、飢餓対策の遺伝子として、殆どの生物に組み込まれているらしい。従って、空腹が習慣化されると発動する。サーチュイン遺伝子が機能し出すと、免疫細胞の正常化、活性化酸素の抑制、遺伝子の修復、インシュリンの摂取等、100種類を超える老化防止現象が体に生じるとのこと。

ハエの実験だと、45%寿命が伸びたらしい。単なる延命では無く、細胞から体が若返る結果の長寿であれば、大変、すばらしいことと思う。

僕自身、ここ数週間の節制で、体調が良く、道元等の昔の偉いお坊さんは、修行として食の節制を行っていたのではなく、寧ろ、”喰わなきゃ、体が楽(ラク)”ということを経験的に知っていたんじゃないかなんて思っていたとことです。

さて、このサーチュイン遺伝子。食の節制を怠ると、即、働かなくなる。一生、若々しくいたければ、一生、食を慎まなければならない。そこで、普通に喰いまくっても、サーチュイン遺伝子が働くサプリメントがアメリカで数年前に開発された。流石、”神話を持たない大国”アメリカです。サプリの名はレスベラトロール。番組でも、レスベラトロールは研究段階であって、認可されたものでは無いと断わっていたが、ネットで調べれば余計、出てきます。ずっと、粗食をしてきたという米国のおばちゃんが、”食の楽しみがなくなるわ。”と言いつつ、レスベラトロールを一錠飲み、油ぎった肉にかぶりつく場面では、思わず吹いてしまいました。流石、アメリカ。

食を慎むという行為に、健康を取り戻すと同時に精神的な安寧を求めるのは東洋的な感覚なんでしょうね。昔、格闘技の某選手が、試合近くになると、闘争心を燃やす為に、意識的に肉食にすると言っていましたし、漢方では、肉食自体は悪いことではないが、自身の体より大きい動物を食すると体に負担をかけるので望ましくないなんていいます。(人間にとって鶏肉はいいけど、牛は駄目みたいな)

老化防止については、あながち、サーチュイン遺伝子だけの問題でもなさそうです。