もう年末ですね。コロナ禍ながら、今年後半、諏訪、伊勢、奈良とまわることが出来ました。
誕生日に諏訪へ。
諏訪大社4社の中で一番好きな前宮。御柱。
前から行きたかった神長官守矢資料館へも漸く。御頭祭で有名なコレです。
諏訪は、フォッサマグナと中央構造線が交わる所であり、縄文、弥生、出雲、大和、物部、戦国、ユダヤ(?)がごちゃ混ぜになっていて、俺みたいな変人にとっては魅力の尽きない場所です。因みに、諏訪大社から始まって豊川稲荷や伊勢神宮、四国の剣山(失われたアレや~)、熊本の幣立神宮まで、メジャーな神社が中央構造線上にあるというのは、今更、誰でも知ってるか。でもでも、空海がアレした四国48か所のお寺さんは、全て剣山が見えない場所に建てられているというのは、割と知られていないかも。あー、妄想が広がるわ(笑)。
11月には、伊勢、奈良への一人旅。
今年は2回の神宮参拝が叶い感謝です。
以前に比べて参拝者も増えてきているようですね。
翌日は酷道368号線を通って奈良へ。いやいや、此処はホント”酷道”だった。今、シャトルに乗っているのですが、これより車幅が広い車は無理だと思う。さてさて、酷道を抜けてたどり着いたのが御杖村。倭姫さんが、天照大御神の御杖代となって旅をしている時に一時期いらした所。倭姫さんが置いていかれた杖が御杖神社のご神体とのことで、そこから御杖村となったとか。御杖神社、前から行きたかったのだけど、行き方もよう判らんしって感じだったのだが、偶然、参拝出来て、ホント、感謝です。
奈良・三輪山の麓から伊勢・五十鈴川の神宮まで、倭姫巡幸の跡地にある神社を元伊勢といい、自分も奈良、京丹後等、幾つかの元伊勢を参拝したのだが、この御杖神社がこれまでで一番倭姫さんを感じれる場所でした。全国、まだまだ、良い神社がいっぱいあるということを実感。
2年ぶりに、大和三山へも。天香久山神社。
神武東征の折、此処の土でなんちゃらを作って祈ったところ、その後、神武天皇は連戦連勝したとの神話がある。古事記の天岩戸神話では、天児屋根命が此処に生えている波波架の木で占ったとあり、今上天皇の大嘗祭でも、この木の一部を切って使ったそうです。
天児屋根命とくれば、まあ、春日大社やね。
個人的に、奈良へ行ったら此処は寄らんわけにはいかんので(笑)。
もう、すっかり秋でした。少し古代史を知っている方から見れば、諏訪(建御名方神)から始まって、春日大社(建御雷神)で終わるのもど~よって感じですが、今年も八百万の神に感謝、感謝です。
皆さん、良いお年を。