西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

諏訪

2012-04-30 19:47:52 | 神社 古代

このGW、息子は部活で2日間しか休みが無く、泊まりでお出かけというわけにいかず、日帰りで長野方面へ。長野、うん、山本勘助のお墓参りが主目的です。ただ、折角、長野へ行くのであればということで、まずは、前々から興味のあった諏訪大社へ。それにしても、最近は何処の観光地へ行っても、”一眼レフのカメラを持つご婦人と安価なデジカメor携帯の御主人”という図を良く目にします。我が家も、当然、それですが。

陽も上がらぬうちから出発したお蔭で、8時過ぎには諏訪大社本宮に着。ちょっと遅咲きの桜が見事です。諏訪大社は、前宮、本宮、春宮、秋宮の4宮からなり、御神体は建御名方神(たけみなかたのかみ)です。古事記では、出雲の国譲りの際に武甕槌命に相撲で負けてしまった神様となっていますが、坂上田村麻呂が東上する時に詣でた事でも知られており軍神としても崇拝されています。ただ、起源は大和朝廷以前と言われており、本来の祭神はミシャグチ神という諏訪土着の神だそうです。

諏訪大社の特徴は、社殿の4隅に御柱(おんばしら)と呼ばれる木の柱がたっていることです。ミシャグチ信仰の名残なのか、何らかの結界なのか?ロマンが掻き立てられます。

神楽殿の大太鼓。諏訪太鼓です。昔、ドラマだったか映画だったか忘れましたが、武田信玄の戦でとても印象深いシーンがありました。霧が晴れていく中、諏訪太鼓の拍子に合わせて踊り出す童(わらべ)。太鼓が終わって、童が散ると同時に疾駆して駆け出す武田騎馬軍!静と動のメリハリがとても恰好良く、ストーリーは全く覚えていなのですが、そのシーンだけ何故か鮮明に覚えています。昔から、イメージだけで生きています。

雷電為右衛門(らいでんためえもん)の像。江戸時代の名力士です。この辺りの出身らしい。天下の諏訪大社内に像があるということは、ちょ~強かったのでしょうね。

 

 諏訪大社・春宮。出雲系の雰囲気が伺われます。

万治の石仏。春宮の近くにあります。岡本太郎や新田次郎が絶賛したということで有名ですが、私は芸術的センスが無く、全くその良さがわかりません。

諏訪大社で購入した神酒。この太古の鏡の様な器に、お酒が入っています。これから、謹んで頂きます。ホントは、川中島辺りのことを書きたかったのですが、神の酒を口にしたからには、たぶん、寝てしまうでしょう。


ふたりぼっち

2012-04-21 23:36:45 | 日記

土曜日は、少年に空手を教えている。彼が5歳の頃から教えており、今年で3年目。二人だけの練習がずっと続いている。40過ぎのおっさんと子供の空手ごっこ、すぐに飽きるだろうと思っていたのだが、ホント、何故か続いている。

とは言うものの、7歳の子供だもの、気力の乗らない日もある。今日が、そんな感じ。ちょっと厳しくしたところ、泣いてしまった。痛いことはしていないし、怒鳴ったわけでもないのだが、ほんのちょっと厳しくね。見学していたAくんのお父さんは、”今日はAにとって意味のある日でした”と妙に納得されていたが、いやいや、ちょっと気力を出させてやっただけです。

子供のフルコン試合的な技術は全く、教えていない。まあ、興味も無いし知りもしない(笑)。子供同士の叩き合いを推奨する気にはなれないし、それが上手い事の価値も理解できない。ドラゴンボールじゃあるまいし、子供じゃあ、その辺の酔っ払いのオヤジにも勝てない。かと言って、基本の突き蹴りばかりやらせておくのもつまらないだろうし、自分なりにいろいろ考えてやっている。僕は、小学生の時にスポ少柔道を習っていたのだが、その時分、お世話になった先生の教え方がベースになっていると思う。当初、年に2回ぐらいは試合に出ていたが、自分も含め、他の子供らも試合を目標としている者は一人もいなかった。当然、試合を観に来る親は一人もいなかった。5年生の頃からは、試合には一切出ないという方針になり、練習は倍ぐらい厳しくなった。どのスポーツでもそうだけど、昨今の子供のスポーツ試合。熱くなって応援している母親連中を見ると気持ちが悪くなる。応援じゃなくて、もう尻を叩いて馬を走らせているようなもので、明らかに違うだろうって。何年か前に、フルコンの試合会場で、試合に負けた子供に延々と説教をかませている母親を見かけたが、この親子に対しては”かわいそう”という言葉しか思いつかない。大人がフルコンの試合を目標にがんばるのと、子供のそれとでは全然、違うとう思うのだが・・・。

Aくんが正常に成長すれば、いずれ僕と二人だけの空手稽古に飽きて来るだろう。今やっている事が、学校の勉強とか、いずれ興味を持つであろう他スポーツ競技でがんばれる為の、気力とか思考とかの役に立ってくれればと思って教えてる。

男の子なだけに、自分の息子が小学生の頃に刷り込め切れなかったモンを、ついついAくんにという感情移入もありますが・・・。


新幹線の中の小雑誌

2012-04-20 23:35:04 | 日記

久しぶりに、東京出張。お客様との打ち合わせは1時間ほどで終わったのだが、ちょっと重い宿題を頂いた。連休を目の前に、ん~、重いなっ。ただ、Pさんだとか、Nさんだとか、最近調子の悪いSOさんだとか、同じく調子の悪いSAさん等の家電王手メーカーへ出向くと、担当者個人の知見から事業規模まで、やはり一流であることを感じさせられる。そこへいくと、所詮、ウチの会社は隙間産業であることを実感する。俺らは5割ぐらいの可能性があれば突っ走るしかないし、下手打った時には辞めればいい。

さて、新幹線の中で持参の本を読み終えて暇を持て余し、車内の小雑誌(座席の後ろに入っている無料のやつ)を手に取る。巻頭のエッセイは、角田光代さんではないか。『八日目の蝉』はとても好きな作品で、原作、TV版、映画版、全部、見ている。その原作者のエッセイということで、ちょっと期待して読む。僕自身はごくごくノーマルな人生を生きているのだが、『八日目の蝉』にみられる子供を育てる事への思いとか、常に追われている様な気持ちとかに対して、何故か強く共感してしまう。幸せを感じる瞬間というのは在り来たりの平凡な時間であり、その満足度が高い程、刹那さと明日への不安が強くなるのは自分だけだろうか・・・。映画版は、たくさんの賞を受賞したみたいだけど、どちらかというとTV版の方がぐっとくる。(TV版の主演女優がやっている”私ってかわいいでしょう”的な酒類のCMは鼻につくが・・・。)

いやいや、小雑誌のエッセイの方の話。『あの夜の若い二人』という題で、昨年の震災後に盛岡で出会った若いカップルについて書かれている。これがまた、素敵なエッセイだった。-ありがとうと言いたかったのは私だったのだ―と書かれているが、それを読んだ俺も、ちょっと涙腺が緩んだよ。2ページ弱の文章で、この人は凄いなと思った。誰しも先の事は解らないのだから、何があっても前向きにがんばるしかないねぇ。

今月、新幹線を利用される方は、是非、読んでもらいたい。

歳を重ねる毎に、目立つ人、評価が高い人、賞賛を浴びている人への興味がどんどん薄れてきており、寧ろ世間的には弱い立場の人とか、負けた側の人とかに潜む無言の強さみたいなものに触れると、むちゃ感動してしまう。


ちょっと良いね

2012-04-02 22:42:15 | 

貴重な平日の休日。

やらなければならない仕事があり、朝、ちょっと出社。

ところが営業からの電話やメールがあり、全然仕事がはかどらず、ノートPCを持ち帰って自宅で。

今日で41周年となる○スドを頬張りながらPCに向かったところ、会社から電話。

明日のお客さんへのプレゼンについて打ち合わせとのことで、出社命令。

休日に自主出社して、一旦かえって、また、出社。

かなり、気が重い。

当然、帰ってもプレゼン資料つくり。

別件の会議用の資料を作成する時間も気力も無く、明日は・・・・・・。

きちょ~~~な平日の休日を仕事でとられてしまったわ。

さて、憂さ晴らしに近所のコンビニへアルコール調達。

っと、目にとまったのが、”一個人”という雑誌。

これが戦国時代の城特集で、ペラペラっと見るとかなりマニアックで、

春日山城のイメージ絵まで載っている。

買っちゃいました。

雑誌自体は著名人のエッセイとかで占められており、これが中高年が食いつきそうなネタなんです。

広告も、ワインとか日本刀とかで、ついつい、・・・・ねえ。

集合的無意識を上手く突いているわ。

おれみたいなおっさん連中が、楽しめそうな雑誌です。

10年ぶりぐらいに、毎号、買ってしまいそうです。

明日の、プレゼン、どうするよ!