2週間ほど前から無性に伊勢神宮へ行きたい衝動に駆られておりました。GWまで我慢しようかという思いもあったのですが、サミット前のその時期って、いろいろ規制もありそうで、思い切って、本日、行って参りました。早朝、4時半に犬の散歩を済ませ、神社好きの息子と二人、5時に出発。四日市辺りで若干の渋滞はあったものの10時ジャストに外宮に着。
神社ヲタながら、外宮参拝は初めてです。駄目ですな。外宮→内宮の順で参拝するのが一般的らしいですから。外宮は豊受大御神が祀られています。食の神様というか、天照大御神のお食事担当の神様。丹後の籠神社から云々という話もあります。内宮ほど人も多くなく、そこそこ爽やかな気持ちで参らせて頂きました。
続いて、内宮へ。所謂、伊勢神宮。”ザ・メジャー”である天照大御神がお祀りされています。今回が４度目の参拝だったのですが・・・。
宇治橋を渡ったあたりから、手と足がガタガタ震える。ガクブルですわ。体に力が入らない。冷たい汗が、ダラダラと出まくる。インフルの初期みたいな体感。寝不足？長時間運転のせい？寒いような暑いような、何とも言えない体調の悪さ。神気がぁ～とかカルトっている場合では無く、頭の中は、”やべ～、帰り5時間、運転できないかも”という不安。五十鈴川とか、天照大御神の荒御魂を祀った荒祭宮とか行きたかったのですが、全然余裕が無く、息子に悟られたくも無く、正宮を参拝して、神域の空気を感じる余裕なんて全く無いままに、早々に出る。ともかく休みたかったので、おかげ横丁で、食事。息子は、伊勢うどんと松坂牛のセット、自分は伊勢うどんと天丼のセット。体調が悪かろうが、気持ちが落ち込んでいようが、昔から食欲だけは浅ましいほどにある。いやいや、うどんを喰っているうちに、先ほどまでの体調が嘘の様。ガクブル治る。何だったんだろう？ただ、やたらと喉が渇く。水分を補給しながら、伊雑宮へ。
伊雑宮は志摩市にあるので、伊勢から更に車で36分ぐらいですかね。ここは良かった。体調も戻り、境内には、自分と息子だけ。優しい風が心地よい。良い。何が良いかというと、表現の仕様が無いけども、良いのです。日本の神様というのは、古代、律令国家が出来つつあった頃に、地方々々の土着のアニミムズ的な信仰に神話をはめ込むことで、地方のプライドも文化も守りつつ、中央集権化を狙った中でキャラクタライズされてきたものだと思っています。日本人的な、”まあまあ、丸く収めましょうよ”的な。グローバリゼーションという名の欧米化よりも全然、公平だわ。今回、どうしても行きたかったのは、正直、伊雑宮なんです。いや～、良かった。
近くに倭姫命の遺跡があります。近隣の方が、丁寧い管理されている様でした。
ここ1、2年、所謂「空白の４世紀」関連の本にはまっています。楽しいわ。写真や動画が残っているわけでないので（当たり前か）、真実はそうそう見つからないでしょう。妄想し放題。コレ(↓↓↓)も、いろいろ言われてますけども。”失われた10氏族がぁー”みたいな（笑）。
神社めぐりは、日本人のDNAに働きかける厳かな安らぎが得られるのと、古代ロマンに想像が膨らむのとで、やめられませんわ。何はともあれ、無事に行ってこれて感謝です。帰りの高速道路で、沢山の警察関係の車が伊勢方向へ向かうのを見ました。やはり、サミットの準備ですかね。今日、行けて良かったです。
