西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

久し振りに乗せて帰った

2012-09-13 23:44:16 | 日記

久し振りに早く帰れたので(と言っても世間様からみれば遅いのだか)、仕事帰りに息子を拾って帰宅。

そこそこのレベルの子は、部活の後、更に連盟の稽古に出て一般の大人との稽古。

帰宅はいつも9時半ぐらい。風呂入って、ジャンプ読んで寝るだけ。

中学から始めた組では、唯一、有段者で、連盟稽古に参加させてもらっている。

他は、皆、スポ少からの剣道経験者なので、実際、付いていくだけで精一杯。

でも、楽しいみたい。

車の中で、

「お前、午後の授業中なんて、もう、剣道のことしか考えてないやろう。」

というと、

「んっ・・・・・・・・・・・・、正直、当たり。」

と笑う。

面白くも無いことで結果を出すのがサラリーマンの使命ではあるが、

全く結果の出せない事が面白くて仕方が無い息子がうらやましい。

まあ、金の為でもなく、他人の評価を得る為でもなく、

世間的には全く価値の無い事に夢中になれる事が、人として至上の幸福だとは思う。


平均的に出来ても意味はない

2012-09-08 21:09:10 | 親バカ

中二の息子は運動会。かわいそうに、本日は晴天。本人は、朝から憂鬱。小さい頃から、走るのが苦手。中学に入ってからは剣道漬けなので、走る事を主目的とする競技をやっている子らとは、更に差がついていると予想される。所謂、”中二”だもん、走るのが遅いと心無い事を言う奴もいるのだろう。息子にとっては、嫌な一日だったことでしょう。

親的には、小学校までは、一応、何でもがんばれと言わなければいけないと思うけど、中学生だもん、徒競走なんてビリでも良いと思っている。僕自身、中学、高校の運動会なんて、全く記憶が無いし。

勉強も嫌だし、今のクラスは楽しくないし、剣道がやりたくて学校に行っているそうです。

学校へ行きたい理由が一個でもあれば、恵まれていると言えるでしょう。目的も無く通学している中学生なんて沢山いるでしょう。オレも中学の時なんて、今の会社と同じくらい楽しいことなんて何も無かった。勉強もスポーツも平均的にこなし、平均的に進学し、無難に就職し、世の中が調子悪いと、オレの毎日もそれに準じて、こんなもんです。

”この人、恰好良いな”って思える人って、あんまり世間的な価値観とは合致していない人が多く、少なくとも、この調子が悪い時代に強く生きている人って、好きな事だけをやっている人だと思う。

吉川栄治の【宮本武蔵】に、

「波騒は世の常である。波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を。水のふかさを。」

という一節がありますが、別に、水の心を知る偉人にならなくても良いのだけど、この時代、波にまかせて泳ぎ上手であっても、あまり良い人生は送れないのではと思う。

夜は、嬉々として剣道連盟の稽古へ。明日は徳島から先生が来られるとのことで、日曜だけど部活。楽しそうです。

あっ、当然、僕も嫁も運動会は観に行っていないです。