昨日、BS朝日の「昭和偉人伝」という番組で、梶原一騎さんを扱っていた。2014年の再放送らしいが、今でも充分に楽しめました。この方は、いい面も悪い面も両極端の人だが、自分にとっては”いい感じで騙してくれた人”というイメージです。万人受けする人では無いと思う。嫁が、
「梶原一騎?全く興味ないわ~。」
と言って立ち去る。当たり前だ、そうそう解ってもらってたまるか。
番組中で佐山さんが、
「かくあるべきという理想に向かって精進することの大切さ、厳しさを学んだ。要領良くアイテムを集めれば、上にいける的な今風とは違う。」みたいなことをおっしゃられていた。全く、同感です。深夜の通販番組で、腹に巻きさえすれば腹筋が割れる様な器具を見かけるが、そうじゃないんだよな~。腹が締まった自分を想像しながら腹筋運動をしている瞬間の自分が大好きなんです。(笑)そんな自分は、絶滅危惧種なんでしょう。このブログでも何度か書いているけども、僕は子供の頃から、”ドラえもん”と”サザエさん”は、全く見る気がしなかった。アイテムに頼る弱いヤツ。平々凡々な日常を描く漫画、何処が面白いのか全く理解できないわ。
今はNARUTO(もう終わったか)ぐらいにしかその空気は感じられないけれども、昭和のジャンプと梶原一騎(こっちはマガジンか)には、いい感じで騙してもらった、乗せてもらったと思います。
今日も、仕事をしようと休日出勤をしたのですが、PCに入っているメールの多さと、行ったなりに他部署からの雑務の依頼やらで、嫌気がさして40分で帰ってきた。”何しに行ったんよ!”なんだけど、正直、そこに居ること自体が嫌なのですわ。偉い人の綺麗言(事?)はともかくも、間接も製造も、何人もメンヘラになっていく悪環境。そんな所でサラリーマンを続けていること自体、梶原世代とすれば、僕は”負け組”なんだけども、弱アル中程度でやっていけているは、昔空手をやっていた人間としてのギリギリの矜持ですわ。