西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

縄文

2018-08-26 07:44:03 | 神社 古代

昨日、祖母の一回忌に参列する為に上京。法要、食事の後、特別展【縄文】を鑑賞する為、上野の東京国立博物館へ。暑かった~。上野駅から博物館まで歩いただけで、食事の時に頂いたビールが全部汗となって吹き出す。入場券売り場も、館内も長蛇の列。

でも、見れて良かった。「縄文のビーナス」を見に茅野市へ行こうかなって前々から思っていたのだが、それも、「遮光器土偶」も、「合掌土偶」も「火焔型土器」も、その他諸々全部見れて大満足。同時期のエジプトだとかシュメールだとか(所謂四大文明)の器も展示してあったが、それらとは全然異なる文化であることが解る。寧ろ、弥生期の壺や杯が前者に近い形状で、縄文土器は固有のものなんだよね。こちらの知識は全く無いのだけど、「火焔型土器」の独特の模様や形状から、なんつ~か、エネルギーの渦みたいなものを感じる。実用目的なのか鑑賞・表現目的なのか知らないけど、その他の文明、その後の文明とそもそも目指したもんが全く違うんじゃないかって思う。見に来ている人たちは、皆、”凄い”とか”びっくり”とか言っているのだが、その内の何割かの人達は明らかに自分らの文化が進んでいること前提の上から目線なのが、ちょっとイラっときたわ。(笑)石斧持ってウホッって叫びながら獣を追っかけているっていう、何10年前に習ったイメージよって。1万年以上平和に過ごせたってことは、グローバル化という名目の白人・侵略型の文明とは全然違うということですね。

さて、1時間ほどかけて充分に縄文を堪能し館を出ようとした所、ん?【日本の考古】という文字が。1階でそういうのもやってたんだ。嬉しい、ワクワク。

こちらも何気に凄いものが一杯。「三角縁神獣鏡」やら「金錯銘花形飾環頭太刀」やら、弥生期の発掘品が何気にある。金錯銘・・・は、今読んでいる本に出ていたのでナイスなタイミングで見ることが出来た。

石上神宮のデカい盾他いろいろな武具を見ると、この時代も争いや奪い合い、裏切り等があったのだろうと思う。こちらは全然予定していなかったので、得した気分。

慶長小判。待ち受けにしたら宝くじ当たるかも。(笑)

上野といえば、やっぱ”せごどん”。敬天愛人、ちぇすとー!!!

充実の一日でした。


若狭彦神社

2018-08-15 13:07:35 | 神社 古代

若狭国一宮・若狭彦神社(上社)。御祭神は、彦火火出見尊(山幸彦)。

森林に覆われていて、とても気持ちの良い空間です。でも、本殿の前まで来ると、なんていうか、神様、寂しそうな感じがするんだよな~。祭祀は殆ど下社で行われていて、神職さんも下社に常駐しているとか、下社に比べて参拝者が少ないとか、理由はあるんだろうけど、そういうのだけじゃ無くて、何とも言えない一人ぼっち感。それが、何とも好きなんだけどもね。

ここでも、前記事の某さんの解釈によれば、拝殿跡の6つの礎石のうち中央2つに立っていたであろう柱が、随神門からの祈りを妨げているということらしい。でも、ここは参拝者が少ないながらも清々しい雰囲気があって、俺だけ参拝させてもらっているという思いになれて好きですね。

近くには東大寺のお水取りで有名な鵜の瀬があり、寄ってみたかったのだけど、次の機会としました。時間的にも体力的にも、もうちょっと回れるというところで止めて置くのが良いと思っています。

年齢のせいか半年程前から朝早くに目が覚めてしまって、いつも眠い。今回の丹後~若狭の旅も、疲れたり眠くなったりしたら、無理をせずに休むなり予定を変更したりするつもりでしたが、結果的にはまだまだ余裕があって、ちょっと自信を取り戻したかな。でも、1年前みたいに伊勢へ日帰り運転なんて、もう出来ないだろうな。


若狭姫神社

2018-08-15 11:48:09 | 神社 古代

若狭国一宮・若狭姫神社(下社)。上社は若狭彦神社です。御祭神は、豊玉姫命。7年ぶりの参拝。結構いろいろな神社を参拝させて頂いていますが、自分が良いと感じる所が限定されつつありますな。

前に来た時も今回も明るい気に満ちており、好きな神社の一つです。豊玉姫命と山幸彦の神話は九州のお話で、”なんで若狭?”という思いもありますが、ホツマツタヱによれば若狭姫神社に豊玉姫命が祀られるに足る十分な理由がある。最近、ホツマ絡みの本を何冊か読んだんだけど、出来過ぎ感があって、後付けなんじゃね~って思ってしまう。全部が全部創作ということでは無く、記紀から意図的に外された真実の地方伝承みたいなものもあるとは思いますが。ホツマとは別解釈なんだけど、ある方によれば、ここは某神様が封印されているというのがある。

拝殿跡のど真ん中に灯篭が立っているので、人々の祈りが届かないのと同時に、ご祭神が出れなくなっているというものです。この方の本は、伊弉諾、伊弉冉の時代から壬申の乱以降までを小説形式で独自解釈の古代史が展開されていて、第4巻までは読んだけど一冊が結構高い。あと、ア○ゾンのレビューでは全く評価されていないので、こっ恥ずかしいから題名は書けない。(笑)俺的には、面白い解釈だと思うんだけどね。

正史とされる「古事記」、「日本書紀」であれ、偽書とされる「秀真伝」や「竹内文書」であれ、全部が本当だとも、全部が創作だとも思っていない。それらを読み解き、実際に神社や古墳を訪れ、妄想を膨らましていくことが楽しい。ここ7、8年で漸く自分なりのご先祖様(日本人)ストーリーが繋がってきたかなと思います。神話を持たない民族は滅びますぞ。


元伊勢三社 天岩戸神社

2018-08-14 16:54:49 | 神社 古代

元伊勢三社ということで、前の記事から続きます。

皇大神社の横から山道を歩いて天岩戸神社へ。途中、日室ヶ嶽というピラミッド型の山を拝する場所へ出ます。夏至の日は、伊勢の二見の夫婦岩の間から日が昇り、この日室ヶ嶽に日が沈むとか。それを見ようと思ったら、2日は会社を休まなければっ。今は無理やな。所謂、レイ・ライン?何れにせよ、太古より信仰されてきた山であり、”一願成就”ということで、ここで一つだけお願いすれば叶うという。前に来た時は、曇り空だったのが、この場所に来た瞬間にぱ~っと晴れてきて神々しかったのですが、今回は別に。というか、朝から晴れていたから。

側で拝すると、神々しいです。

天岩戸神社の拝殿。鎖につかまって、岩肌を登って行かなければなりません。前にも書いたかもしれませんが、「獄門島」という映画に使われています。

周りは鬱蒼とした森林、大きな岩、澄んだ水。信仰の原点です。元伊勢三社、何度でも訪れたい場所です。一点、心残りなのは、前回のお礼を忘却していたこと。前回、仕事で大きな問題を抱えていた時期に参拝し、実際、問題が解決したのはほぼ一年後でした。その期間が短かったのか、長かったのか。こうして再度、訪れることが出来、人並みの生活をさせて頂いていることを思えば、感謝です。毎度の通り、地酒まで買って↓↓↓。

人間とは、愚かなものです。また、機会があれば元伊勢三社、参拝させて頂きたいものです。


元伊勢三社 内宮皇大神宮

2018-08-14 15:28:43 | 神社 古代

元伊勢内宮 皇大神宮。前記事から続きますが、ここへ来たからと言って、具体的に仕事の解決を願ったわけでも無かったように思います。会社辞めて~とは思っていましたがね。(それは、今でもかっ。笑)

前記事に殉教者と書きましたが、殉教者って何なんか正味、知りません。目的地を目指して6時間運転することで、何か穢れだとか自分の薄汚さとか、そういうモンが祓えていくような思いですかね。他者から見れば、自己満足でしかないのでしょうけど。

”仕事も出来るだけのことはやった、元伊勢へも詣でた、後はどうとにでもなりやがれ!”って開き直った気分になれるのですわ。敬虔な神道者からみれば不敬な考え方かもしれません。こんな時代なんで、身近でも仕事で精神的にやられた方を何人かみていますが、自分、それは絶対にない。120%自分が悪くてもない。だって、自分大好き人間だもの。(笑)

神社巡りが好きなのは、ん~、縄文から続くこの国に生まれたから、神社へ来ると何故か気持ちが落ち着くし、俺は何処から来て何処へ行くんだろうって一番興味ある疑問に対して、ちょっとずつ答えを与えて下さるんだよな~、日の本の神様は。たぶん、2極分化していくんだろうなって思う。戦後の3S政策等に染まった人々には一生理解できんと思うけど。

事前情報が欲しくて同じように神社巡りをしている方のブログ等を見させて頂くことも多々なんですが、そんな中で職業が解らん人っているじゃない。独自の講演会とかで儲けて、ペンダントとか絵やら写真やら高値で売って、毎月、全国の有名所をまわっている人。なんで、そんなに金あるんだよって。(笑)あれこそ、胡散臭いな~って思うワ。嫌な嫌な組織やら資本主義社会で揉まれながら、金貯めて、時間作って、自分で運転して、安いホテルに泊まって詣でるからこその神社巡りです。

NARUTOにもあるじゃん。

オレがしりてェのは楽な道のりじゃねェ、険しい道の歩き方だ!!! って。

騙されたら、駄目ですよ~。


元伊勢三社 外宮・豊受神社

2018-08-14 14:35:20 | 神社 古代

福知山市大江町の豊受神社。元伊勢伝承地の一つ。同地の元伊勢内宮皇大神社、天岩戸神社を総称して元伊勢三社と言われています。二度目の参拝。

全国でも珍しい、黒木の鳥居。

参拝者は我々のみ。厳粛な感じのする神社です。伊勢の神宮・外宮同様に、御祭神は豊受大神であり、多賀宮、土宮もあります。

前に来た時は、仕事でデカい問題を抱えていた時で、衝動的にこの元伊勢三社を目指しました。車で6時間。この外宮にたどり着いた時は、神社の御由緒が云々とか、雰囲気がどうだとかという思いは皆無で、無事に来れただけで”ありがたや~”って気分でしたね。ほぼ殉教者の気分でした。いい神社ですよ。


元伊勢 比沼麻奈為神社

2018-08-13 11:12:02 | 神社 古代

比沼麻奈為神社。元伊勢です。

神宮・外宮の豊受大神様は、元はこの比沼麻奈為神社に祀られていたのが、雄略天皇の時代に伊勢に遷座されたということです。今は、元宮として御分霊をお祀りしているということになる。延喜式にもあります。知る人ぞ知るというか、こここそが元伊勢と感じるものがあります。

砂が円錐形に盛られています。上賀茂神社と同じ。境内の至る所が、とても綺麗に清められています。さて、宮司さんに話しかけたところ、愚息の大先輩(5期生とのこと)であることが判明。”ここでは何だから、中でお茶でも。”ということで、厚かましくもお邪魔することに。(笑)エアコンの効いた涼しい部屋で暖かい緑茶と羊かんを頂きながら、宮司さんの奥様もご一緒にお話をさせて頂きました。文献のコピーを沢山頂き、御本もいろいろ見せて頂きました。高そうな本は、”自分で買ってね。”って。(笑) 帰宅後、ア○ゾンで調べると新品は1万5千円に跳ね上がっており、古本の2800円を発注。

豊受大神様は謎の神様です。記紀には殆ど登場しないのに、内宮の天照大神様と同等かそれ以上に”気を使われている感”がある。ホツマツタヱでは男神で、この比沼麻奈為神社の裏山・久次山で永眠されているとなっている。(まあ、ホツマについては後世の作という感が拭えないんだよな~。)一部禁則地で磐座もあるらしいですね。大和朝廷成立以前の丹波・丹後の有力者だったと、この無責任な古代史好きなオヤジは思う。大和朝廷成立前後の古代史については、ホント興味が尽きませんが、今回伺った話を通して、自分的に繋がったものもあります。

宮司さん夫妻とのお話は尽きることなく、夕方6時をまわってしまったので、申し訳なく、お暇させて頂きました。正統派の愚息が一緒じゃなきゃあ、もう少し突っ込んだ話もお聞きしたかったのですが、俺だけだったら自宅にお邪魔することも無かったわけで・・・。こういう小さなご縁を与えてくださった豊受大神様と宮司さん夫妻に感謝です。愚息にとっても有意義な時間だったと思います。また、来たいです。


真名井神社(籠神社 奥宮)

2018-08-12 20:36:30 | 神社 古代

籠神社の奥宮である真名井神社です。二度目。ここは古代の祭祀跡があったりで興味の尽きない場所なんですが・・・。一時のブームで変なのがいっぱい湧いたのでしょうね、祭祀跡は立ち入り禁止で見れません。それでも、前回の参拝時には独特の雰囲気を感じ取れたのですが、今は改築中で、なんというか・・・。せめて、真名井の御神水を一口頂戴しようと思ったのですが、デカいポリタンクを何個も持ってきて水を入れているおばちゃんが居て独占。普通、こういうものは一口だけ頂くもんでしょ。”けっ、風呂にでも入るんかい!”って呟きましたよ。万人にとは全然言いませんが、少なくとも神社好きにとっては聖域のはず。こういう人って、どういう神経、どういうバランスで生きているんでしょうかね?崇敬の念を失った”パワースポット乞食”にだけは、なりたくないものです。

いい場所なんですよ、ホントは。


元伊勢 籠神社

2018-08-12 19:43:13 | 神社 古代

丹後一宮・元伊勢 籠神社へ参拝。

3年前に訪れて以来、二度目です。不思議なもので、”○○へ行こうか”って思い始めると、本を読んでいてもTVを点けてもやたらと其処に関する情報ばかりが出てくるようになる。先週も、BSジャパンのミステリアス・ジャパンという番組で籠神社をやっていましたね。(この番組、30分でまとめてあって良い番組なんだけど、進行の指揮者のおばさんはいらん。これ系に興味無くて、仕事でやっている感満載なんだもん。)

天橋立の側。神話的には、伊邪那岐命が天上に居る伊弉冉命の所へ通う為に造った橋が倒れて天橋立になったとか。昔は、天橋立が籠神社への参道だったそうです。前回は、参拝者というよりも観光客的な人達が多すぎて、全然のれなかった。元伊勢ブーム、日ユ同祖論的なオカルトブームもあったのでしょう。今回は、(変な表現ですが)ノーマルで真面目な参拝者の方ばかりで、気持ち良く参拝でしました。籠神社は奥宮の真名井神社も含めて超有名なので、今更、詳細を書くつもりは全くないです。(笑)

この日は、新月の日のみ頂ける産霊(むすひ)のお守りを得ました。お守りについては、幼少の頃から行っている神社のものしか身に着けていなかったのですが、”新月の日のみ”という魅力に打ち勝てなかった。(笑)更に、新月と日食が重なった日だったのですよ。月は生命の誕生を意味するとか。今後の人生で、新しい流れが産まれればな~って思います。

因みに、満月の日のみのお守りもあるそうですが、そうそう5時間半運転して来れないって!この神社に、再度来させて頂いたことだけで大感謝です。