ミッキー・ロークが主演です。世界中で54もの賞を得た作品で、何かと評判の良い映画。ミッキー・ロークと聞くと、どうしても昔の”ねこパンチ”を思い出してしまう。だが、今回は56歳にして十分に体を作ってきています。
昔、人気レスラーだったランディ(ミッキー)が、年齢とともに落ちぶれて、地方の寂れた会場でレスラーを続けるも、ステロイドのせいで心臓を悪くし引退。娘にも嫌われ、好きな女性とも上手くいかず、生活の為に始めたスーパーの仕事も駄目。もう、ダメダメ人生まっしぐら。それでも、自分が生きる居場所を求めて・・・。
そんな話です。
”男の居場所”ということについて考えさせられるなんて評価もあり、結構、期待して観たんですが、そんな重いもんでもなかったな。孤独感とか、空しさみたいな部分で共感はできますが。僕的には、明るい意味で、”生きることに意味なんて無い!”っていう許された様な開放感が得られました。
最後、客席をランデイが見ると、そこに彼女は居ない。
なんか、男的には”どーだ!”って気分になる。
まあ、女性の共感は得難い作品かも。