西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

スポーツが健全なものだなんて思ったことはない

2012-06-09 16:56:21 | 日記

毎週、小学1年のAくんに空手を教えている。今日の練習は、ほぼスパーリングだけ。(普段は、全然違うことをやっている。)各段に強くなった。見学していたAくんのお父さんも、

「急に強くなったって感じですね。」

と言われるのだけど、

「ええ。これとミットばかりやってりゃ、強くはなるでしょうけど、中学生になる頃にはろくなモンになっていないですよ。」

と答える。ホント、小1から人を殴る蹴る術(すべ)に長けたところで、ろくなモンにはならないと思う。普段は、2人だけで長時間は集中力が持たないこともあり、結構、僕の与太話の時間が長い。それでも、”こんな小さい子に空手ってどうよ”という思いはいつもある。

さて、僕らが練習しているフロアーで、スポ少(たぶん卓球?)の練習を終えた小学生がグダグダ屯っており、しまいにゃ、菓子を喰いながら走り回り出したので、叱りつけた。スポーツをやっている子が心身共に健全であるなんてことは、全然ありえないことで、寧ろ、堪え性も無く、礼儀正しくも無い。集団スポーツになると、陰湿ないじめもある。”スポーツをやらせておけば立派な子に”なんて思っている親とかは、何処まで御めでたいんだよと思ってしまう。

僕は、格闘技以外のスポーツを観るのも行うのも好きだけど、昨今のスポーツに対する異常な賛美には、どうしても抵抗感がある。

”健全な体に健全な精神が宿る”

というのは、どうも誤訳だそうで、正しくは

”健全な体には健全な精神が宿ればいいなあ”

だそうだ。真に、そう思う。



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2 コメント

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週に一回じゃあ、大切な事は教えれない (くろ)
2012-06-21 23:47:25
Aくんが学校であばれさくっているという噂も耳にします。”ガキに空手”なんて、”基地外に刃物”と一緒。よく武道系の偉い方が、『武道で痛みを知れば、他人に痛いことはしない。』なんて言われますが、そんなことあるわけないじゃん。言ってるご本人が、たぶん、腹の中じゃ吹き出していると思うよ。昔の会津の様に、寝食を共にし、武も学も心も教えられるなら、いざ知らず、学校で悪平等を刷り込まれ、道場で人の殴り方を習い、家庭でちやほやされ、TVは嘘ばっかりじゃ、子供たちも変なモンにしかなりません。まあ、私も駄目な大人の内の一人ですが。
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そんなもんです (チカン車ト-マス)
2012-06-21 22:55:04
指導者が色々助言できるうちは大丈夫だと思いますよ。偏見かもしれませんがボクシングの世界チャンプなんて一部の人の言う事しか聞く耳もたずではないんでしょうか。廻りも甘い言葉しか言わない。あえて苦い言葉を言ってくれる人のほうがその人の事を思っていてくれているんじゃないでしょうか。そう言う意味でA君には苦い言葉を。
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