<記事転載>
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「目が離せないアメリカ経済」
中矢伸一
今週はまた別の話題をと思っていたのですが、どうもアメリカ経済が騒がしくなってきています。
10月30日にメディアがトップ扱いで報じたニュースから拾うだけでも、次のようなものがあります。
●米大手ノンバンクのCITが破産法を申請。CITの資産規模は6月末時点で
710億ドル(約6兆4000億円)で、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)に次ぐ
米史上5番目の大型破綻となる見込み。
●連邦預金保険公社(FDIC)は、アリゾナ州のバンクUSAやカリフォルニア州の
サンディエゴ・ナショナル・バンクなど地方銀行9行が経営破綻したと発表。
一日当たりの破綻行数としては今年最多で、年初からの破綻件数は計115行となった。
●30日のNY株式市場は大幅に急落、10月5日以来約4週間ぶりの水準まで下落して
取引を終えた。
一日の下げ幅としては4月20日以来、約6カ月ぶりの大幅な下落となった。
●30日の米株式市場で大手銀行シティグループの株価が5.1%安と急落した。
会計の専門家ロバート・ウィレンズ氏が、第4四半期にシティは繰延税金資産をめぐり
100億ドルの損失を計上する可能性が高いとの見方を示したことが背景。
これは主要メディアが世界に配信したニュースですから、Yahoo!のニュースでも
見れるような内容です。
いったい、水面下で何が起こっているのでしょうか。
これから何が表面化しようとしているのでしょうか。
まだまだ米経済の動きから目が離せません。
『たまゆら』のような紙(印刷)媒体ですと、世の動きに追い付けないようになってまいりました。
とはいえ、11月号もかなり濃い内容です。
先月号も2500部刷ったのに月半ばに売り切れてしまいました。
今月号は念のため2700部刷りましたが、売れ行きはさらに増えそうなので、
お早めにお申し込みください!
※なお、11月と12月に行う講演会は、もう満席になる勢いで仮予約が入っています。
11月の講演会は会員限定・非会員お断りですが、12月の講演会は会員優先で
ご案内しています。
でも、こちらも非会員の方までお席はまわりそうもありません。
ご興味のある方は、年間購読を申し込まれて会員登録されることをおすすめします。
<転載終わり>
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昨日アメリカのノンバンクのCITが事実上破産したとニュースで聞き、いよいよアメリカ資本主義の崩壊が始まったなと思いました。
今日の読売新聞の一面は、「CIT破産!」と大きく出ているだろうと思って、新聞を見てみると、CITの破産は一面には出ていませんでした。不思議だなと思いつつ、2面、3面と探していくとようやく文中にCITが破産したと書いてありました。
昨年のリーマンの時は、一面に大きくリーマン破産と出ていましたが、今回のCITの破産は見出しには全く出ておらず、単に文中に記載されていたにすぎません。負債総額は6兆円と、アメリカ史上5番目に大きな額であるにもかかわらず、読売新聞ではまるで不都合な真実であるかのごとく、小さく書かれていました。
アメリカ配下の日本の新聞やテレビ局は、アメリカや日本の景気も底を打ち、これからはゆっくりと上昇して行く、というキャンペーンをやってますので、6兆円もの巨額な破産があったことは知られたくないことなのかも知れません。もっとも、誰でもそんなネガティブな状況になって欲しくはないですが、既に資本主義の崩壊が始まっているのであれば、その状況を正しく把握することはとても大事なことだと思います。
数年前から船井幸雄氏や副島隆彦氏、朝倉慶氏が、予測されていた通りの展開になっています。船井氏は2002年の段階で、資本主義の崩壊を予測していましたので、その慧眼には改めて敬服します。
●日本弥栄の会
http://www.nihoniyasaka.com/
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「目が離せないアメリカ経済」
中矢伸一
今週はまた別の話題をと思っていたのですが、どうもアメリカ経済が騒がしくなってきています。
10月30日にメディアがトップ扱いで報じたニュースから拾うだけでも、次のようなものがあります。
●米大手ノンバンクのCITが破産法を申請。CITの資産規模は6月末時点で
710億ドル(約6兆4000億円)で、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)に次ぐ
米史上5番目の大型破綻となる見込み。
●連邦預金保険公社(FDIC)は、アリゾナ州のバンクUSAやカリフォルニア州の
サンディエゴ・ナショナル・バンクなど地方銀行9行が経営破綻したと発表。
一日当たりの破綻行数としては今年最多で、年初からの破綻件数は計115行となった。
●30日のNY株式市場は大幅に急落、10月5日以来約4週間ぶりの水準まで下落して
取引を終えた。
一日の下げ幅としては4月20日以来、約6カ月ぶりの大幅な下落となった。
●30日の米株式市場で大手銀行シティグループの株価が5.1%安と急落した。
会計の専門家ロバート・ウィレンズ氏が、第4四半期にシティは繰延税金資産をめぐり
100億ドルの損失を計上する可能性が高いとの見方を示したことが背景。
これは主要メディアが世界に配信したニュースですから、Yahoo!のニュースでも
見れるような内容です。
いったい、水面下で何が起こっているのでしょうか。
これから何が表面化しようとしているのでしょうか。
まだまだ米経済の動きから目が離せません。
『たまゆら』のような紙(印刷)媒体ですと、世の動きに追い付けないようになってまいりました。
とはいえ、11月号もかなり濃い内容です。
先月号も2500部刷ったのに月半ばに売り切れてしまいました。
今月号は念のため2700部刷りましたが、売れ行きはさらに増えそうなので、
お早めにお申し込みください!
※なお、11月と12月に行う講演会は、もう満席になる勢いで仮予約が入っています。
11月の講演会は会員限定・非会員お断りですが、12月の講演会は会員優先で
ご案内しています。
でも、こちらも非会員の方までお席はまわりそうもありません。
ご興味のある方は、年間購読を申し込まれて会員登録されることをおすすめします。
<転載終わり>
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昨日アメリカのノンバンクのCITが事実上破産したとニュースで聞き、いよいよアメリカ資本主義の崩壊が始まったなと思いました。
今日の読売新聞の一面は、「CIT破産!」と大きく出ているだろうと思って、新聞を見てみると、CITの破産は一面には出ていませんでした。不思議だなと思いつつ、2面、3面と探していくとようやく文中にCITが破産したと書いてありました。
昨年のリーマンの時は、一面に大きくリーマン破産と出ていましたが、今回のCITの破産は見出しには全く出ておらず、単に文中に記載されていたにすぎません。負債総額は6兆円と、アメリカ史上5番目に大きな額であるにもかかわらず、読売新聞ではまるで不都合な真実であるかのごとく、小さく書かれていました。
アメリカ配下の日本の新聞やテレビ局は、アメリカや日本の景気も底を打ち、これからはゆっくりと上昇して行く、というキャンペーンをやってますので、6兆円もの巨額な破産があったことは知られたくないことなのかも知れません。もっとも、誰でもそんなネガティブな状況になって欲しくはないですが、既に資本主義の崩壊が始まっているのであれば、その状況を正しく把握することはとても大事なことだと思います。
数年前から船井幸雄氏や副島隆彦氏、朝倉慶氏が、予測されていた通りの展開になっています。船井氏は2002年の段階で、資本主義の崩壊を予測していましたので、その慧眼には改めて敬服します。
●日本弥栄の会
http://www.nihoniyasaka.com/