日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

「LEAP/E2020 GEAB39の予測」 ヤスの備忘録  

2009-11-24 08:43:22 | 日月神示関連の情報
 <記事転載>
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 <ヤスの備忘録より>

LEAP/E2020 GEAB39

また、11月16日、LEAP/E2020の最新レポート、GEAB39が出た。LEAPの紹介は久しぶりだが、今回はその要約を掲載する。すでにいくつかのサイトに内容は紹介されているが、ここでは有料版の内容を中心に要約する。

前回のコルマン博士の最新論文では、意識の変容に主導されて現在の経済システムが放棄されるという流れであったが、今回のGEAB39はこの意志変容の過程を「消費性向の変化」という別な角度から分析していおり、コルマン論文とシンクロしているところが実に興味深い。

2010年の世界経済

・今回のレポートは来年2010年にどのようなことが起こるのか予測する。

・まずはっきりしていることは、われわれのGEABレポートで繰り返し主張してきたように、2010年にはアメリカの覇権の失墜に基づく地政学的配置転換の過程が加速し、世界経済は危機的な状態に陥るということである。

・それというのも、現在の主要先進国の経済は政府による巨額な財政出動を伴う景気刺激策と極端な金融緩和政策によってかろうじて崩壊がくい止められているからにほかならない。

・しかしこのような政策は最終的には1)膨大な通貨供給を背景としたハイパーインフレ、2)政府財政の破綻を防止するための増税という2つの事態を招来し、これによって経済は逆に機能しなくなる可能性が大きい。

・だが、景気刺激策と金融緩和策の景気浮揚効果が大きければ上記1)と2)のマイナス効果は相殺されるだろうが、それもまったく期待することはできない。それというのも、アメリカを中心とした主要先進国の国民の消費性向が根本的に変化しつつあるからである。

主要先進国の国民の消費性向の大きな変化

・これまでグローバルな世界経済の拡大を牽引してきたのは、アメリカの止まるところを知らない旺盛な消費であった。

・だがこの消費は所得の伸びに支えられたものではまったくなかった。それは無限に借金することを可能にした金融的なテクノロジーによって作り出されたバーチャルな需要でしかなかった。

・このようなバーチャルな需要を作る出すメカニズムは今回の金融危機で完全に崩壊し、もとに戻ることはまずない。あとには、支払い不能な莫大な借金に苦しむ国民だけが残ったのだ。

・アメリカのみならず、主要先進国の国民は多かれ少なかれ似たような状態にある。しかしいま、金融危機ならびにその後の世界不況に直面し、国民は政府、企業、メディアなどの社会組織に対する信頼を完全に喪失してしまった。逆に、いま彼らは信頼できる仲間との関係を樹立し、地域コミュニティーに回帰する方向に動いている。

・これは、大きな車に乗り、家を何軒も持ち、ほしいものを手に入れるためには借金もまったく厭わないというこれまでの消費行動とは正反対に動きである。地域コミュニティーに回帰した生き方は、幸福の源泉を家族や仲間との人間関係に見いだすのあり、車や耐久消費材などのものの消費へとは向かわなくなる。

・いまこのような消費性向の変化は主要先進国で加速している。したがって、アメリカの莫大な消費が支えてきたかつての状態に世界経済が戻ることはまず考えられない。それを実現しようとする政府のどのような努力もむだに終わる。

もの中心の消費性向を強化させている新興国

・では、もの中心の消費性向が世界から完全に消えたのかといえばまったくそうではない。よりよい耐久消費材を求める消費の動きは、中国を始め新興諸国へと移った。これらの国々の国民は、60年代からつい最近まで先進国の国民がそうであったような消費性向を示している。

・だが、こうした新興諸国がかつてのアメリカのような位置を世界経済で占め、世界経済の牽引力となるかといえばかならずしもそのようには言えない。これらの新興諸国の経済はアメリカへの依存度が極めて高く、アメリカが消費大国でなくなればこれらの国々の成長も止まるからである。

・さらに、中国を始めとした新興諸国の経済は、やはり政府の巨額の景気刺激策と金融緩和策に依存しており、主要先進国同様そうした政策はハイパーインフレと増税の引き金となる可能性が大きいので、これらの国々の成長も早晩止まってしまうからである。

地政学的配置転換とトルコの台頭

・以上の動きは英米の覇権の喪失であり、それはこれまでの国々の政治的な陣営が根本的に変化する地政学的配置転換を招来することは間違いない。

・そのような配置転換の全面に立っている大国がトルコである。トルコは1952年にNATOに加盟し、またEUに再三加盟の申請をしている国である。これまでのトルコの外交はヨーロッパおよびアメリカとの関係を軸に展開してきた。

・だがそのようなトルコは、反イスラエルの立場を鮮明にし、イランとの協力関係を深める方向に動き始めた。最近ではトルコは、イスラエル軍とNATO軍との合同軍事演習の実施に強く抗議する一方、やはり反イスラエルの姿勢を強く打ち出しているシリアと合同軍事演習を実施した。

・このようにトルコはもはや米英、そしてEUの側にはいない。将来的には1)どのブロックにも所属しないでEUと中東のどちらともよい関係を保ち、両者の橋渡し役となれる国、2)中東のイスラム共同体の盟主としての大国という2つの可能性がある。むろん、EUにとっては1)が望ましいわけだが、EUの姿勢によっては2)になる可能性もある。

以上である。

コルマン論文とのシンクロ

前回の記事で紹介したが、コルマン博士はその最新論文の中で意識の変化や進化に関して以下のように述べている。

「貨幣というものは完全になくなるのだろうか?おそらく、われわれを過去に縛りつけるような貨幣の機能は崩壊するが、そうではない部分は残るだろうというのが答えだ。つまり、利益を目的とした投資という考え方は完全に的外れなものと見なされるようになるだろう。なぜなら新しい世界は、抽象的な価値の蓄積を目的に経済成長を続けるような世界ではないからである。大きな混乱の後に出現する新しい世界は、人類が統合された意識を構成するもとして一つになり、メンバーが互いに面倒を見合うような世界だからである。これから始まる第6の夜は、このような変容の実質的な側面が明確に現れ、人々がテストされる期間である。(中略)もしユニバーサルアンダーワールド(第9サイクル)で統合した意識が顕現するなら、多くの人がともに共有することで成り立つ人間の支配を伴わない経済は十分に実現可能である。エネルギーのシフトはとても速く進行しているが、新しい経済システムが姿を現すには2011年からさらに数年を要することだろう」

LEAPの最新報告書がして指摘する次のような消費行動の変化の背後には、国民の意識の大きな変化があるはずである。

「これは、大きな車に乗り、家を何軒も持ち、ほしいものを手に入れるためには借金もまったく厭わないというこれまでの消費行動とは正反対に動きである。地域コミュニティーに回帰した生き方は、幸福の源泉を家族や仲間との人間関係に見いだすのあり、車や耐久消費材などのものの消費へとは向かわなくなる」

その意識とは以下のようなものである。

「アメリカのみならず、主要先進国の国民は多かれ少なかれ似たような状態にある。しかしいま、金融危機ならびにその後の世界不況に直面し、国民は政府、企業、メディアなどの社会組織に対する信頼を完全に喪失してしまった。逆に、いま彼らは信頼できる仲間との関係を樹立し、地域コミュニティーに回帰する方向に動いている」

だとするなら、LEAPが指摘するこうした意識変化の果てには、コルマン博士の言う「人類が統合された意識を構成するもとして一つになり、メンバーが互いに面倒を見合うような世界」が開け、そこでは「言葉を媒体とするのではなく、直観的な知を媒介にする」ような「精神の覚醒」が達成されるのだろうか?

実に興味深いが、今後もどうなって行くのか見て行く必要があるだろう。

続く

 <転載終わり>
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 フランスのシンクタンクの予測のLEAP/E2020 GEAB39とコルマンインデックスやWebBotがシンクロしていることが大変興味深いと思いました。3者の予測がだいたい同じことを言ってます。

 今まで借金で大規模な消費をしてきたアメリカ国民が、2007年のサブプライムと昨年のリーマンショックで、その経済基盤が破壊されてしまったため、消費は一気にしぼんでしまい、細々と生活するようになってきたようです。

 今までは家を何軒も持って、大きな車に乗って、欲しいものは何でも手に入れるというアメリカ人の贅沢な生活スタイルが、面白いことに、家族や仲間との絆を大事にするように変わってきたようです。お金が無くなって、大事なことを再発見したアメリカ人は、ある意味幸せだと思います。

 日本では恐慌に突入したといっても、まだまだ生活に大きな影響が出ているわけではありません。

 昨日は法事の後、川越まで移動して、日本料理屋で食事をしましたが、かなり値段の高い料理屋でしたが、満席で40分ほど待たされました。「こんな高い店が混んでるなんて、どこが恐慌なんだろう?」と思わず感じてしまいました。川越の街は、観光客でとてもにぎやかでした。5年くらい前に来た時より、テレビ番組の影響もあってか更にごった返していました。「どこが不景気なんだろう?」と思いました。土曜日に買った朝倉慶氏の「既に世界は恐慌に突入した」を読みましたが、金融は既に崩壊に向かって進んでいるので、来年には実体経済に影響が出てくるとのことでした。

 また、LEAP/E2020 GEAB39によると、今まで欧米に近い政策を取ってきたトルコが、欧米を離れイスラム圏に近い位置に政策を変更し初めているとのことです。

 8年前に会議でトルコに行った際、会議の合間にイスタンブールの街を探索しました。グランドバザールでトルキッシュコーヒーを飲み、ブルーモスクを見学しました。日本の家屋と同じで、靴を脱いでブルーモスクの中に入りました。下には絨毯が敷き詰められてあり、多くの人々が祈りを捧げていました。翌日、ボスポラス海峡をクルージングしましたが、アジアの街とヨーロッパの街が内海を挟んで対照的に見えました。その時トルコという国が、アジアとヨーロッパのつなぎ目に位置していることを、肌で感じました。

 トルコはイスラムの一員でありながら、今までは欧米に近い政策を取ってきましたが、今後はイスラムに近づいて行くのでしょうか。アメリカやイギリスの力が落ちて来た現在は、イスラム国家に近づいて行くように思います。

 ●ヤスの備忘録
  http://ytaka2011.blog105.fc2.com/


コメント (1)
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