gleeの話の続き。
glee2の確か2回目に、部員の一人メルセデスがいつも行っている教会で、聖歌隊と一緒に「明日に架ける橋」を歌う。ゴスペルである。
話にはきいていたが、ゴスペル・シンガーズによるこの歌を見聞きするのは初めて。
「明日に架ける橋」をサイモンとガーファンクルがリリースしたのは1969年、その少しあと1971年にアレサ・フランクリンがフィルモア・ウエストでゴスペルの形で歌っている。
そして、アパルト・ヘイトが激しかった南アフリカの教会では、皆これはもともとゴスペルだと思って歌っていたそうだ。
これは確か、9.11のあと「sail on silver girl 」の歌詞のせいもあって歌うことが難しくなり、それからポール・サイモンが立ち直る、という話の中で知ったように記憶している。
創られた時の意図とは別に、こうしてゴスペルで歌われるのも、とてもよくフィットしていて、この曲の持っている不思議な力を感じる。音楽というのはそういうものだろう。
gleeの製作陣、なかなかである。