マルタ・アルゲリッチとダニエル・バレンボイムのピアノ・デュオ・コンサート
モーツアルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
シューベルト:創作主題による8つの変奏曲 作品.813(連弾)
ストラヴィンスキー:春の祭典(2台のピアノ版)
2014年4月19日 フィルハーモニー(ベルリン) 2014年11月NHK BS Pre
オーケストラ曲のピアノ版、それもトップクラスのピアニストが弾くものはそれだけで面白いので、録音が出ることはあまりないけれど、出るの狙って聴いてきた。ここで聴きものはやはり春の祭典である。
ピアノが持つ打楽器としての性格がよく出るし、特に映像で見ると曲の作りがよくわかる。
それでも春の祭典をピアノで聴いたのは、これも指揮者マイケル・ティルソン・トーマスが片方を受け持った録音(今でもLPを持っている)以来かもしれない。あと「ペトルーシュカ」をポリーニが若いころ弾いて話題になったものも手元にある。
3曲ともバレンボイムが右、アルゲリッチが左で(2台のピアノは同じ型と思われるスタインウェイ)、もう指揮者の仕事が多いバレンボイムだから左かなと思ったが違った。アルゲリッチはもうかなり長い間ソロはほとんどやってないし、以前からデュオもよくやっていた。ラフマニノフとか。
アルゲリッチが1941年、バレンボイムが1942年、いずれもアルゼンチンの生まれということも、今回聴いていて感慨を催すものだろう。ストラヴィンスキーは二人ともまだまだ元気であった。
一方、モーツアルトとシューベルトは渋い良さといっても、何かもっと思い切ってぶつかりあってもよかったのではないか。モーツアルトなんか1楽章、3楽章の冒頭など、あのピアノ協奏曲で弾んでいたバレンボイムを期待したけれど。
風貌は年月を感じさせてしまうが、こういう企画には感謝。
モーツアルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
シューベルト:創作主題による8つの変奏曲 作品.813(連弾)
ストラヴィンスキー:春の祭典(2台のピアノ版)
2014年4月19日 フィルハーモニー(ベルリン) 2014年11月NHK BS Pre
オーケストラ曲のピアノ版、それもトップクラスのピアニストが弾くものはそれだけで面白いので、録音が出ることはあまりないけれど、出るの狙って聴いてきた。ここで聴きものはやはり春の祭典である。
ピアノが持つ打楽器としての性格がよく出るし、特に映像で見ると曲の作りがよくわかる。
それでも春の祭典をピアノで聴いたのは、これも指揮者マイケル・ティルソン・トーマスが片方を受け持った録音(今でもLPを持っている)以来かもしれない。あと「ペトルーシュカ」をポリーニが若いころ弾いて話題になったものも手元にある。
3曲ともバレンボイムが右、アルゲリッチが左で(2台のピアノは同じ型と思われるスタインウェイ)、もう指揮者の仕事が多いバレンボイムだから左かなと思ったが違った。アルゲリッチはもうかなり長い間ソロはほとんどやってないし、以前からデュオもよくやっていた。ラフマニノフとか。
アルゲリッチが1941年、バレンボイムが1942年、いずれもアルゼンチンの生まれということも、今回聴いていて感慨を催すものだろう。ストラヴィンスキーは二人ともまだまだ元気であった。
一方、モーツアルトとシューベルトは渋い良さといっても、何かもっと思い切ってぶつかりあってもよかったのではないか。モーツアルトなんか1楽章、3楽章の冒頭など、あのピアノ協奏曲で弾んでいたバレンボイムを期待したけれど。
風貌は年月を感じさせてしまうが、こういう企画には感謝。