長野スナップ 撮り鳥と気ままな散歩

草臥れ儲けな 奮闘記

ああ今日も行く!

迷い鳥り アカツクシガモ

2023年03月13日 | 希少種

 

北海道から戻って来てあいかわらず写真の整理に追われている私だ。

そんなおり先輩からいくつかの面白い話を聞いた。

撮り鳥をする者にとって面白い話といえばたいがいは希少な鳥が撮れたという話だ。

 

という事でまだ北海道の動物たちの写真が未整理にもかかわらず

その鳥の撮影に出かけてきた。懲りない私である。

 

その鳥は日本に迷って来ているアカツクシガモ。

この地に来ているならば撮りにいかない理由は見あたらない。

 

朝6時に自宅を出発、目的地の田んぼと千曲川の立ヶ花橋に向かった。

鳥は川と田圃を行き来しているらしい。

 

 

人間の接近にざわつき出し首を上げたアカツクシガモ

私が夢中で撮影していたらベテランのカメラマンが

「これは飛び出すぞ」と声をかけてくれた。

 

 

アカツクシガモは二列風切り羽の一部が緑色なのが特色。

この緑色の羽をキチンと撮らないとアカツクシガモの写真の価値が下がると先輩カメラマンはいう。

其れがなかなか難しくやっと撮れた2枚。光がきちんと当たらないと緑色に光らない。

ベテランカメラマンの知識は豊富だ。初心者の私などは素直に聞いておくに限る。

 

 

平野に居るので4方向どこからもカモを狙える。大勢のカメラマンは散らばって撮っている。

私は被写体のカモが朝陽に対して順光になるように東側に回った。

しかし西側の一部のカメラマンは逆光で撮影している。

西側のカメラマン。良い写真にならなかったのだろう強引に被写体に接近しだした。

カモがざわつき始めた。案の定飛び立ってしまった。

 

接近して撮りたい気持ちは理解できるがこんなことをしていると鳥も此処に来なくなってしまう。

困ったものだ。

 

 

 

 

アカツクシガモはユーラシア大陸南部のモンゴルからウクライナの広範囲で4月~6月に繁殖をする。

日本へはモンゴルあたりから越冬のために朝鮮半島経由で迷って渡ってくるのではないか。

今ここにいるのは6羽の少数な群れである。

 

それでは次回迄

 

再見!