12月にネット上で注文をしておいた電動ベッドが到着した。到着と同時に業者が梱包をばらして据え付け工事まで行った。本体価格の中に組み立て賃も含まれているのだ。
私はずぼらな性格なので組み立てまでやってもらって大助かりだ。
それなのに人間ってワガママなもので組み立てが終わると自分で組み立てる楽しみがなかったなどと、組み立て付きで頼んだ事を少し後悔する自分がいた。
それにしても最近の配送業者は組み立てまでやるのだから大したものだ。
函車で運んできたのだがボディーに会社名は書いてなかった、多分個人で色々な運送会社の下請けをしているのだろう。不景気だから本来の運送業務以外にベッドの組み立てまで行う多能工が求められるのだ。厳しい社会だ。
我社にも当てはめると参考になる。今の時代はとにかく顧客第一だから得意先の要求は何でもこなさないと仕事はもらえない。
布団をセットし終わったら去年の無尽のお金がベッドに替わったことを思い出した。
まだ未練たらしくしている自分がいる。情けない。w
早速、敷き布団と枕、掛け布団をセットしてみた。
リモコン操作も大丈夫
ホームと病院で操作を経験しているので年寄りでも大丈夫だろう。
設置が無事完了して取り合えず一安心だ。
今朝はここ長野市でも久しぶりに雪が降ったが10センチ以下なので
雪かきも大したことはなかった。今朝の芝生の状態
スキー場では40~50センチは降っているだろう。これで今シーズンの積雪量は十分になった。ペンション、ホテル、スキー場関係者は一安心。
天候に左右される業界なので今では人工降雪機も使うが自然の雪にはかなわないし
お客さんも自然のパウダースノーを望んでいる。めでたし、めでたし。
人工降雪機は半端ない水量が必要らしい。そういった意味でも関係者は
一安心といったところだ。
今年の正月休みは6日までと長かったので安部さん関連の2冊の本を読んだ。
青山『ロブロイ』物語は前の奥さんの遠藤瓔子(ようこ)さんの著作だ。
遠藤さんは元日航のスチュワーデスで青山のロブロイ時代は姐さん。
ヤクザの「直」さんの女房。
今は和服の生地の製作から販売に携わったり、作家でもある。写真からもわかるように美人で多才な人なんですね。
瓔子さんは安部さんとは安部さんが府中の塀の中に入る時に別れている。
青山ロブロイ物語で安部さんは瓔子さんへ思いやるのある前書きとあとがきを書いている。
こういうところが安部さんらしくて好きだ。
今の奥さんにはそれらを気遣っているところがそこはかとなしに他のエッセーに出てくる。やっぱり優しい人だ。
「八ヶ岳あかげら日誌」は失礼かもしれないが安部さんをTVで見る印象や青山ロブロイ物語などの本から受ける緊張した生活からは想像がつかないタイトルの本だ。だからその印象からこの本に読み入っていくと他人事ながらホットして余計に癒される気がした。
塀の中の懲りない面々を書いた後に再婚をされ山荘での生活をPHPに連載して、それをまとめたのがこの単行本だ。
現在の奥様はこの本の写真に小さく写っているが美人です。
安部さんは人を見る目が有るし交際範囲が広い。女性の知り合いは個性的な方が多い。
自分が惚れれば女性はその人になびくってものじゃない。
安部さんには女性を惹きつける優しさと魅力があるのだ。
スルメのように噛めば噛むほど味が出るとか。。
例えが悪いので誤解が無いように言っておくがスルメって味があるという中身の比喩。
外観は入っていない。
この2冊を読んだだけでも人として幅が大きなことがわかる。
どちらも素直な安部さんなのだ、弱さや強さを出して名前通り
「直」に生きていくことが出来る。そんな人生ってうらやましい。
それには国民学校時代に天才の片りんを見せた文章を書く力が根底にある。
山荘での朝の目覚めから、あかげらを見つけるまでの一瞬の経緯(いきさつ)を書き出しの10数ページで書き奥様の事まで紹介をしてしまう。 すぐにこの本にのめり込んだ。