日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

空海と瀬織津姫

2014年01月11日 18時19分37秒 | 思うがままに

雪山童子こと豊道です。
みなさんはインドのサティヤ・サイババが空中から灰(ヴィブーティ)を作りだし、大衆に披露したと言う話を聞いたことがあると思います。

日本では護摩を焚いたあとの灰で弁才天の像を生み出した超人がいたことをご存知ですか。

天長7年(830)空海は広島県比婆郡で密教の行である護摩を修しました。

すると、燃えさかる炎の中に、弁才天の姿が、ありありと現れたといいます。

その護摩行がすんだあと、空海は残った灰から、炎の中に出現した弁才天の像をつくり、その地の祠に収めたと伝えられております。

東城町徳雲寺には今もその像が伝えられており、その手中に弘法大師の花押があるといいます。

私も一度お詣りして確かめてみたいものだと思っております。

弁才天はインドではサラスヴァティーです。水の女神です。

それはガーヤトリーと同一神です。

日本では水の神を瀬織津姫と言います。

瀬織津姫物語の山水治夫さんもサラスヴァティーのマントラとしてガーヤトリー・マントラを唱えておられるようです。

空海には水不足に悩む民衆のために錫杖をつき湧き水を与えたと言う清水伝説が327もあると言います。

弁才天の生みの親の面目躍如たるものがありますね。

今年の全国大会は神秘とロマンの高野山です。その波動は五感、いや、六感までも十分に満たしてくれるでしょう。

コメント (1)
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