日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

日本沈没

2020年05月10日 21時50分37秒 | 思うがままに

日本が沈んでいく!

ほとばしる溶岩は民族の血か。

咆哮する大地は魂の慟哭か

一億の民をのせて、

あゝ、日本が死んでいく!

 

小松左京さんの小説の映画化「日本沈没」を久しぶりに観ました。

 

ほぼ50年ほど前の映画です。

 

日本沈没を予言する小林桂樹さん演じる博士。それに呼応し、民族大移動を練る丹波哲郎さん演じる総理大臣。

 

予言どおり、関東の大震災は街は壊滅し、火事と津波で大変な死者を出します。

しかし、それは序奏に過ぎず次から次に日本は崩壊していきます。

 

火と水と大地に飲み込まれる日本。よくできた映画ですね。今、コロナに翻弄されている時期だからこそ、真に迫ります。

 

生き残れた人は各国に散らばり難民になった人のみ

 

総理は立派でしたね。

外務大臣任せにせず、各国首脳に難民受け入れを懇願します。

 

予言した博士に総理は言います。

「あなたのお陰で何千万という日本人が助かったのですよ」と。

 

博士は答えます。

「それが良かったのかどうか?

日本は民族としてはまだ若い。4つの島で育てられてきた子どもだ。外へ出ていってケンカをして酷い目に遭っても、4つの島に逃げ込み、母親のふところへ鼻を突っ込みさえすれば良かった。しかし、これからは、その帰るべき国がなく、海千山千の世界の人の中で生きて行かなくてはならない」

 

50年前ですから時代背景は勿論違いますが、本質はそんなに変わっていません。

 

私だったらどうするでしょう?

 

日本とともに沈みます。

 

 

 

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