近代日本の夜明けに多大な功績を残したのが坂本龍馬。今なお、英雄として崇められています。
本人が言ったのかどうかはわかりませんが「日本の夜明けは近いぜよ!」は有名な言葉です。
内野聖陽さんの野生的な演技が魅力的です。
歴史てなんだろう?
としばし考えてしまいました。
あの時、あれがなかったら…と言う出来事がよくあります。
こんな話を聞いたことがあります。
バレリーナを目指していた女性が出がけにかかってきた一本の電話に出たがため練習に遅れそうになります。彼女はタクシーを拾い練習場に急ぎます。しかし、そのタクシーが事故に遭い、足に大怪我を負います。
バレリーナの道を閉ざされた彼女は、自暴自棄に陥りました。その時、ある男性との出会いがありました。
結局、彼女は結婚して子どもにも恵まれ平凡ではあるけれど最後まで夫を愛し主婦として90歳の天寿を全うしたと言う話。
ちょっとしたアクシデントやボタンのかけ違いでガラッと違った人生を歩むことになった…ということはよく聞きます。
順風満帆だった方が、コロナウイルスで地獄の苦しみを味わっている人もいます。幸せであればあるほど不幸せの度合いは大きいようです。
以前にも書きましたが、大阪のおじちゃんに大いに学びたいです。
緊急事態制限が発令されて
「収入どうですか?」
と聞かれた八百屋のおじちゃん。
ニコニコしながらこう答えました。
「大丈夫!大丈夫!もともと収入ないから驚かん!」
私たちが苦しんでいる今の世の中は、歴史の中の一部に刻まれることでしょう。
あんな時代もあったね…と。
現象世界は流れる川のように一瞬たりとも留まることなく転変している…とヨーガ・スートラで説かれています。
それは、ダルミンがあるから…。
ダルミンはプラクリティで物質原理のことです。それは、限定されたものであり、潜在印象に影響されていて、常に変化しつつ現われているものだと言われています。
でも、そうは言われても昨日の私と今日の私はそう変わらない…と思ってしまいます。
しかし、これはだまし絵のようです。
何か突発的なことが起これば、それに気づきます。
コロナで九死に一生を得た人が言っていました。
さっきまでなんともなかった人が一瞬にして亡くなってしまう…ということを体験した…と。
大蔵流狂言師の善竹富太郎さんは40才でした。
突然倒れて、搬送されてまもなく亡くなりました。コロナ感染による敗血症だったそうです。
志村けんさんが亡くなったとき「コロナ憎い!」とツイートされた時、まさかご自分も感染するなんて思わなかったでしょう。
未来の苦は、現在の行為のあり方で回避できる…とヨーガ・スートラ2・16にあります。
すべては、原因と結果の法則内にあると…。
いつもなら楽しいゴールデンウィーク。
誰を恨むでもないです。
自分たちのためなんですから…。
腹をくくって乗り越えたいですね。