日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

あゝ無情

2020年05月03日 12時21分27秒 | 思うがままに

昨日久しぶりに『レ=ミゼラブル』を一気に読み直しました。

 

あゝ無情

で、思い出してくださる方も多いでしょう。

 

ビクトル=ユーゴーはこの作品で二つを理想を掲げています。

 

偏見のない社会と愛に満ちた社会です。

 

主人公は貧困で兄弟のために、たったひと切れのパンを盗みます。

 

それがもとで19年の監獄生活。

 

当然、心が荒んで悪の道を歩みます。

 

しかし、ミリエル司教の深い愛と赦しに出会い、彼は生涯、他人のために尽くします。

 

その尊さと美しさが描かれています。

 

彼のお墓に誰ともなく描かれた詩が、無情を示しています。

 

 

 

ここに眠る、

運命の荒波を生きぬきしひと

愛するものを失いしときに死せり

それも自然のなりゆきぞ

昼のあとには夜がくるように

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする