今日は一日映画デーにしようと思い、何にしようか…と、我が家の小さなDVDライブラリーの中を探してみました。
夫の懐かしい字で高倉健「あなたへ」と書いたDVDを見つけました。
2012年劇場公開されたものです。2人で新宿で観た映画。病気には縁のないころでした。
しっとりした映画でしたが、まだ私にはその深さがよくわかりませんでした。
夫は長嶋茂雄さんと高倉健さんの大ファンでしたからテレビ放送されたものを録画していたようです。
悪性リンパ腫で亡くなった妻は夫に故郷の海に散骨することを託します。
そして、「さようなら」の一行だけを絵手紙に残します。
昔、観た時、健さんの映画にしてはイマイチだなぁと思いました。
でも今の私には健さんの哀愁がとても共感できました。
最愛の人の死は否が応でも自分の死と重なります。
散骨もいいけど、残った人に負担をかけたくないから私は築地本願寺に夫と入ることに決めています。
私はカトリック。
クリスチャンネームはカタリナ。
カタリナは33歳でその地上の人生行路を終え、人間完成を成した聖女。
築地本願寺は浄土真宗。
しかし、築地本願寺のお墓は宗派は問わない…。
建物はインド風。
オリエンタルな雰囲気は、まさにシルクロードを伝わる仏教伝来のルーツを感じさせます。
今日は大阪は感染者ゼロ。そして東京は5人。
少しずつ経済が動き始めましたが、恐る恐る試運転からはじめている経営者たちの真摯な姿に頭が下がります。