北野武さんの浅草キッドを聞いていたら20代の頃のことを思い出しました。
西川口の小さなアパートに住んでいた夫を訪ねていった時、彼は留守でした。
私はメモを置いて駅前の喫茶店に入っていました。
駅から降りてくる人混みの中に夫の姿を見たのです。
きっと喫茶店に戻ってきてくれる…と私はドキドキして待ちました。
夫は息を弾ませながら喫茶店に来てくれました。
夕方までお茶を飲んで門限6時の私は急ぎ帰ったのです。
なんだ、それだけ?
そう、それだけのことが私にとって大冒険だったのです。
今日、公園にお散歩に出かけたらシャボン玉で遊んでいる子どもがいました。
人生はシャボン玉。
キラキラ飛んで壊れて消える。
もうちょっと一緒にいたかったけど神さまは徳のある夫に最高のプレゼントをしてくれたのかもしれません。
生きるということは修行ですから…。
シャボン玉と言えば子どもの時に見たシャボン玉ホリデー。
ザ・ピーナッツと言う双子のデュオがいました。とてつもなく上手な歌手で一世を風靡し潔く引退しました。
2人ともシャボン玉のように、この世から消えてしまいました。