医学博士であり起業家の堀場雅夫氏の語録はナルホド納得です。
「おもしろい仕事をするか、おもしろく仕事をするか。その2つしか成功の道はない」
成功まで考えなくても、どうせ仕事をするならこういう気持ちは大切ですね。
おもしろい仕事というのにはなかなか遭遇できないでしょうが、おもしろく仕事をするのであればできそうです。
「仕事がイヤだ、会社がイヤだと文句を言うのなら、辞めてしまえばいい。ただし、辞める前に本気で仕事に取り組むこと。
本気でやったことのないまま辞めるのは、単に逃げているだけだ」
これも心にストンと入ってくる言葉です。
本気でやるとは、いかに集中するか…。
そうすると、責任感も自ずと出てくるし、慎重にならざるをえません。
私は、台所で何か考えごとをしていると必ず食器を割ります。
『バガヴァッド・ギーター』という聖典を今、師範科で皆さんと読んでいます
ギーターは、お皿を洗う時はお皿洗いに集中しなさい…と教えます。
そして、自分が今、どこにいるのか…を分かっていない限り、目的目標に到達することはできないことを教えてくれます。
ヨーガの目的目標は深淵ですが、日常的に考えるとすごく役にたちます。
たとえば、大阪に行こうとしたら、今、自分のいる場所がわからなかったら手段が分かりません。
最近思うのですが~
自分のいる場所とは、自分の弱点や苦手なことをまず知ることなのではないかと…。
私は、記憶力はわりと良いほうですが、大変なおっちょこちょいです。
それをよく知っているので、念には念を入れて事に臨みます。見直すと必ず間違いがみつかります。
それでも失敗はありますが、昨日の失敗は今日はしないように…と、一番心がけています。
私にとって漫然が一番の敵なんです。
弱点を知っていれば、過信は防ぐことができます。
遅刻グセのある人は30分前に家を出れば良いし、物忘れの激しい人は、しっかりメモをとれば防げます。
堀場氏の語録が目に触れ、反省の一日でした。(荻山貴美子)