(謎解き〜は、途中なのですが。
山コンビがイチャイチャしているのが書きたかったので)
誕生日前日、
なんとか仕事やら用事やらを終わらせ、急いで家に帰る。
「あれ、今日遅くなるんじゃなかったっけ?」
家で待っていた智くんはびっくりした表情を
うかべながらも笑顔で迎え入れてくれる。
「うん、そうだったんだけどね、
どうしても日付が変わる前に帰ってきたかったから。
よかった、間に合って」
そう言いながら時計を見るともうすぐ12時をさそうか
という時間だった。
「……?」
智くんは頭に思いっきりハテナマークを付けながら
無言で見つめている。
「だって、誕生日でしょ?
特別な日でしょ?
特別な人と一緒に迎えたいでしょ?」
そう抑えきれない気持ちを言うと
「そっか、誕生日だね。オメデト」
こちらの思いとは裏腹にあっさりとした言葉が返ってきた。
「んもー。まだ日付変わってないでしょ?」
そのあまりにも適当な返事に不満を感じながら文句を言うと
「もう12時になるじゃん。
それに、こないだ欲しいって言われた事は、ちゃんとあげたし…」
自分はもう満足なんですけどって感じで言ってくる。
「そうだけどさあ。
あの時は今日も誕生日の日も忙しくなるだろうって分かってたから。
でも、こうやって一緒に誕生日が迎えられたんだからさぁ」
そう言って期待しながら顔を見ると
「だから、何?」
冷たい返事が返ってきた。
「だから。…また、同じのやって?」
あの時のキス、すごく良かったんですけど。
そう思いながらおねだりをすると
「は?…やだ」
あっさりと拒否される。
何で?と聞いても、恥ずかしいだの何だの言って
全く取り合う様子を見せない。
そんな会話をしていているうちにいつの間にか
日付は変わってしまっていた。
「智くんからのあれ、凄くよかったんだけどなあ」
そう言ってあの時の事を思い出しニヤニヤしていたら、
顔を真っ赤にして、ばしっと両手で胸を叩かれた。
「あ、もしかして照れてる?」
ちょっと嬉しくなって、ついその言葉を口に出すと
「知らない。もう二度としないから」
ぷいと反対側をむいてしまった。
「ああ嘘です、ごめんなさい。調子に乗りすぎました。
もう言わないから機嫌直して」
そう言って身体を抱きしめるが
智くんは目を合わそうとしてくれない。
「じゃあ、それは諦めるとして。
誕生日も無事迎えられたことだし
一緒にお風呂入ろ?まだ智くんも入ってないでしょ?」
突然何を言い出すのかと不満そうな表情を浮かべているのも気にせず
強引に立ち上がらせると、
そのまま手を引っ張ってバスルームまで連れて行く。
こういう時は意外と素直にいう事を聞いてくれるんだよな、
と思いつつ、ウキウキしながら服を脱がせると、
一緒に縦に並ぶような形で湯船に浸かった。
そして後ろ側から抱きしめるような形で腕を回すと
智くんはそのお腹あたりに交差している腕に手をのせた。
そしてその身体を挟むようにある膝に肘を載せるような
体勢になるとそのまま身体を預けような形で寄りかかってきた。
しばらくお互い無言のまま、まったりとした時間を過ごす。
徐々に身体があったまってきて機嫌が良くなってきたのか、
智くんはこちらを振り返ると
「翔くん」
と言って目を見つめる。
そしてそのまま後ろを振り返るような感じで
身体ごと振り返ると首に腕を絡ませてきて唇を近づけてくる。
そしてちゅっと唇にキスをすると
「誕生日、おめでと」
そう言ってにっこりと笑った。
それがあまりにも可愛くて
我慢できず両手でその顔を包み込むと、
その唇に自分の唇を押し当てた。
そして唇を離すと
「ありがと、智くん。好きだよ」
特別な人と、こんな風に誕生日が迎えられるなんて最高だな、
と思いながら、そう言ってその顔を見つめた。
「翔くん、好き」
智くんは首に回していた腕に力を込めてくる。
それに応えるようにその身体を強く抱きしめると、
そのまま深い深いキスをした。
山コンビがイチャイチャしているのが書きたかったので)
誕生日前日、
なんとか仕事やら用事やらを終わらせ、急いで家に帰る。
「あれ、今日遅くなるんじゃなかったっけ?」
家で待っていた智くんはびっくりした表情を
うかべながらも笑顔で迎え入れてくれる。
「うん、そうだったんだけどね、
どうしても日付が変わる前に帰ってきたかったから。
よかった、間に合って」
そう言いながら時計を見るともうすぐ12時をさそうか
という時間だった。
「……?」
智くんは頭に思いっきりハテナマークを付けながら
無言で見つめている。
「だって、誕生日でしょ?
特別な日でしょ?
特別な人と一緒に迎えたいでしょ?」
そう抑えきれない気持ちを言うと
「そっか、誕生日だね。オメデト」
こちらの思いとは裏腹にあっさりとした言葉が返ってきた。
「んもー。まだ日付変わってないでしょ?」
そのあまりにも適当な返事に不満を感じながら文句を言うと
「もう12時になるじゃん。
それに、こないだ欲しいって言われた事は、ちゃんとあげたし…」
自分はもう満足なんですけどって感じで言ってくる。
「そうだけどさあ。
あの時は今日も誕生日の日も忙しくなるだろうって分かってたから。
でも、こうやって一緒に誕生日が迎えられたんだからさぁ」
そう言って期待しながら顔を見ると
「だから、何?」
冷たい返事が返ってきた。
「だから。…また、同じのやって?」
あの時のキス、すごく良かったんですけど。
そう思いながらおねだりをすると
「は?…やだ」
あっさりと拒否される。
何で?と聞いても、恥ずかしいだの何だの言って
全く取り合う様子を見せない。
そんな会話をしていているうちにいつの間にか
日付は変わってしまっていた。
「智くんからのあれ、凄くよかったんだけどなあ」
そう言ってあの時の事を思い出しニヤニヤしていたら、
顔を真っ赤にして、ばしっと両手で胸を叩かれた。
「あ、もしかして照れてる?」
ちょっと嬉しくなって、ついその言葉を口に出すと
「知らない。もう二度としないから」
ぷいと反対側をむいてしまった。
「ああ嘘です、ごめんなさい。調子に乗りすぎました。
もう言わないから機嫌直して」
そう言って身体を抱きしめるが
智くんは目を合わそうとしてくれない。
「じゃあ、それは諦めるとして。
誕生日も無事迎えられたことだし
一緒にお風呂入ろ?まだ智くんも入ってないでしょ?」
突然何を言い出すのかと不満そうな表情を浮かべているのも気にせず
強引に立ち上がらせると、
そのまま手を引っ張ってバスルームまで連れて行く。
こういう時は意外と素直にいう事を聞いてくれるんだよな、
と思いつつ、ウキウキしながら服を脱がせると、
一緒に縦に並ぶような形で湯船に浸かった。
そして後ろ側から抱きしめるような形で腕を回すと
智くんはそのお腹あたりに交差している腕に手をのせた。
そしてその身体を挟むようにある膝に肘を載せるような
体勢になるとそのまま身体を預けような形で寄りかかってきた。
しばらくお互い無言のまま、まったりとした時間を過ごす。
徐々に身体があったまってきて機嫌が良くなってきたのか、
智くんはこちらを振り返ると
「翔くん」
と言って目を見つめる。
そしてそのまま後ろを振り返るような感じで
身体ごと振り返ると首に腕を絡ませてきて唇を近づけてくる。
そしてちゅっと唇にキスをすると
「誕生日、おめでと」
そう言ってにっこりと笑った。
それがあまりにも可愛くて
我慢できず両手でその顔を包み込むと、
その唇に自分の唇を押し当てた。
そして唇を離すと
「ありがと、智くん。好きだよ」
特別な人と、こんな風に誕生日が迎えられるなんて最高だな、
と思いながら、そう言ってその顔を見つめた。
「翔くん、好き」
智くんは首に回していた腕に力を込めてくる。
それに応えるようにその身体を強く抱きしめると、
そのまま深い深いキスをした。