宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

観測所のSkyMaxⅣ_E-ZEUSⅡ改+C-14で試し撮り

2018-10-09 20:09:00 | 天体写真(冷却CCD)
10月7日から8日に掛けて観測所へ行きました。
晴れるかと思いましたが、なんとほぼガスの中・・・org
2:30~4:40だけ晴れ、その後すぐに再び雲の中へ。

今回の目的は、観測所のSkyMaxⅣ_E-ZEUSⅡ改+C-14で何かを
撮影することでした。

やっとC-14を載せられるようになりました。





試しにM27を撮ってみると・・・デカイ


薄明直前にはM33の中にある、NGC604と言うHⅡ領域付近を撮影。

画像差替え(恒星をよりハッキリと表現)2018/10/10
L=14X300s , R=1X300s , GB=each 4X300s , 115min Total


L画像の半分はガスのために超露光不足ですが混ぜて使いました。
R画像なんか1枚しか撮れませんでした。

NGC604の場所はココ。


600万画素のAPS-Cワンショット冷却CCD+25cmF5.6ニュートン反射で
撮影し、今回のC-14と同じ拡大率にするには450%拡大となります。


APS-Cで2700万画素あれば同等の解像度になるのかな?
う~ん、やっぱりC-14はいつもの森で粉銀河を撮っていた方が
幸せかもしれません。フード+デュアルドライエア噛まして尚、
補正版が曇るほどの夜露攻撃!!

しかしながら、
極軸が合っている赤道儀に載せて使うことの有難さは感じます。
C-14を安定運用するには、毎回ドリフト法で詰めなければ
なりません。しかも、観測所のSkyMaxⅣの方が自宅の青いヤツより
何かと調子が良いです。赤緯軸周りが特に。


------------------------------------------

撮影日時:2018/10/07-08
撮影場所:入笠山天体観測所(標高1810m)
天候:2:30~4:30のみ晴れ、夜露多い
気温:10℃程度
星空指数:80(晴れ間部分)
シーイング:4/5

撮像鏡筒:C-14(35.5cmF11 , fl=3910mm)
カメラ:Orion StarShootMonoⅢ(Sony ICX285AL 2/3inch)
フィルター:US_Orion 1.25inch_LRGB FilterSet
コマコレクター:ジャイアント・イージーガイダーにてF7(fl=2489mm)

赤道儀:観測所のSkyMaxⅣ改_E-ZeusⅡ仕様
極軸合わせ:***
ガイド:50mmF4ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.5

撮像時間:画像に併記
ダーク画像:2
フラット画像:L=20 , RGB=each5
フラット用ダーク画像:***

ASCOM Platform 6.4
撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.16
画像処理:SI7 , Photoshop_cc

------------------------------------------


コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする