宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

オリンパスのこと

2020-06-28 17:06:00 | ノンジャンル
カメラ好きにとって、大きなニュースですよね。
これは社員のせいではなく、経営者の責任だと思いますね。
430億の売り上げに4000人も居たとは驚きです。
ひとり1000万チョイで成り立つ筈がありません。
買い手が付かない・・・なんてさ、内部の技術者は悲しいですよね。
モノじゃないのですから。
ダーウィンによれば、強い者ではなくて適応できたものが生き残る。
時代が変わったのだから、何故にもっと早く手を打たなかったか。
オリンパスはブランドじゃなくて社名。

そもそも、投資ファンドに売られた時点で引き取り手が無いという事。
投資ファンドの仕事は、買ったモノの価値を高めてより高額で売却
するという事。
そんな所に有能な技術者が居残るとは、到底思えません。
少なくとも、私だったらイヤですよ。
一生懸命に良い製品を開発して来たのに、俺は事業部ごと投資ファンドに
売られちまった・・・って思う。
俺たちを何だと思ってやがる!!って思うぞ。

一眼カメラは、レフ機もミラーレスも今後はプロとハイアマ用に特化
して行くことでしょう。だからと言ってm4/3がダメなんて思えない。
要は経営判断がヘタってことですよ。
4000人ではなく、40人で十分やって行けるのでは?
そうしてオリンパスカメラのブランドを維持すれば良いのに、社内で。
ブランドって貴重なものですよ。

「JIPのもとで事業を展開することが、映像事業の自律的かつ持続的な
成長を実現し、オリンパスの製品を愛好するお客さまへの価値提供と、
そのために働く従業員にとって最適であると判断した」(オリンパス)

いやな文章である。
心の温りを、全く感じられない。
”持続的な成長を実現”なんて、思ってもいないことを良く言うよ。
有能社員がダダ抜けしてカラになって処分されるのが現実でしょうに。
2020年12月31日で取引クロージングってことは、それ以降
オリンパスではなくなるという事ですね。

”オリンパスのカメラ”を育てて来た方々に敬意を表したいと思います。
できれば、クロージング前に40人規模の精鋭部隊になって欲しい。
しかし、
それじゃあ投資ファンドの売却益が出ない・・・か。
やっぱり40人規模の先鋭部隊でオリンパス社内に残して
おいた方が良いと思うのだが。
なんで投資ファンドに売られてしまうのか。
みんな、あんまり知ったようなこと言わん方が良いと思うぞ。




コメント (2)
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